なぜ小学校に外国語なのか? 検討を開始してから22年もの歳月を費やし導入が決まった外国語活動について,導入の経緯やカリキュラムの作成,『英語ノート』の使い方,外国語活動で注意すべき点など文部科学省教科調査官として小学校の外国語導入に中心的にかかわってこられた菅正隆先生をはじめ小学校英語のエキスパートが座談会形式で楽しく,わかりやすく説明しています。
この1冊を読むだけで,小学校英語についての疑問が氷解!
なぜ,小学校に英語? 何をすればいいの? 今までと何が違うの?・・・小学校英語に携わるすべての人(行政,教師,保護者・・・)必携の書。
なぜ小学校に外国語なのか? 検討を開始してから22年もの歳月を費やし導入が決まった外国語活動について,導入の経緯やカリキュラムの作成,『英語ノート』の使い方,外国語活動で注意すべき点など文部科学省教科調査官として小学校の外国語導入に中心的にかかわってこられた菅正隆先生をはじめ小学校英語のエキスパートが座談会形式で楽しく,わかりやすく説明しています。
人と人とが直接言葉で,顔と顔を合わせてやり取りするという体験が私たちの生活から徐々に減っています。 これは社会の変化だと思うんです。家庭は核家族化し,おじいちゃん,おばあちゃんとコミュニケーションをとることが少なくなってきている。異年齢の人々とコミュニケーションをとることもない。
ペア・ワークのときに,Do you like apples?と隣の子に聞いて,Yes, I do.とかNo, I don't.と答えていますが,これは日本語だったら恥ずかしくて言えないですよ。隣の子に,「リンゴ好き?」,「何でそんなこと聞くの」となる。「何の動物が好き?」,「なぜ?」と不思議がられます。外国語という,あるいは英語という言葉を使うことによって,恥ずかしがらずにコミュニケーションをとれる状況下に子どもたちを置くことができるわけです。
自分の目の前の子どもに合うようにつくり変えるという作業を2年目にはするということを頭に入れながら,とりあえず1年目はこれだからこれでやってみようと考えることです。英語活動リーダーの先生や中核教員の先生が他の先生方に振り返りカードを配ってそして書いてもらう。Lesson 1の1時間目をやった際,うちのクラスの子はこれはよかったけど,この点はだめだったというふうに,本当に1行2行でいいから書いてもらい,職員室の前のボックスに入れておいてもらう。それが1週間たまったらリーダーの先生がまとめていくという毎日の積み上げをやっていくことで,全体像が見えてきます。
はじめに 第1章 小学校外国語活動ビフォー・アンド・アフター:ビフォー
第2章 小学校外国語活動ビフォー・アンド・アフター:アフター
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第3章 わいガヤエッセー
おわりに |
編著 | 菅 正隆 |
執筆 | 梅本龍多、兼重昇、直山木綿子、蛭田勲 |
判型 | A5 |
ページ数 | 192 |
価格 | 本体1,800円(税抜)/定価1,980円(税込) |
ISBN | 9784304013737 |
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