情報教育の目的を「本質を知る」ことととらえ、単なるIT技術の習得ではなく、複雑な問題が内在する「ディジタル社会」に必要な情報教育の基本的な内容を集めました。情報教育を志す方への入門書としても最適の一冊です。
『ディジタル社会において最も重要なことは、私たち自身が、私たち自身の意識(考え)をモニタリングし、個々に対して客観的に認識することにより、冷静で正確な判断ができるようになることではないだろうか。このような意味で、自己教育力も問題解決能力も情報活用能力も、自己意識形成が前提となるのである。
本書の書名は、「ディジタル社会の情報教育」としたが、上記のような考え方をもとに、《情報教育を志す人》にぜひとも理解してほしいという内容を集めたものである。』
情報教育の目的を「本質を知る」ことととらえ,単なるIT技術の習得でなく,複雑な問題が内在する「ディジタル社会」に必要な情報教育の基本的な内容を集めました。情報教育を志す人びとの入門書としても最適です。
情報教育のための本質に迫るテーマが平易に展開されています(写真は「アナログとディジタルの本質」の項)。
図表をふんだんに使った理解しやすい展開です(写真は「道徳」と「倫理」の相違点を解説している項)。
まえがき 1.情報教育を志す人のために 1.1 統計でみる私たちの社会
1.2 高度情報通信社会の特徴 1.3 情報教育を志す人のために コラム1 電子計算機からコンピュータへ~コンピュータとの出会い~ 2.データと情報 2.1 データと情報の概念
2.2 情報の本質
2.3 情報の定量性
2.4 情報の共有と情報通信ネットワーク コラム2 夢の中でそれが夢だと認識できるか?~ディジタルが創り出す仮想環境~ 3.アナログとディジタル 3.1 アナログとディジタルの本質
3.2 アナログ処理からディジタル処理へ
3.3 アナログとディジタルの概念形成と教育 [解説]10進-2進変換の方法 4.リアルとバーチャル 4.1 リアル(real)とバーチャル(virtual) 4.2 仮想世界の現実性(reality in a virtual world)
4.3 現実世界の仮想性(virtuality in a real world) 4.4 リアルとバーチャルの教育的考察
コラム4 バーチャルは入試に出た!~「バーチャル」は「キー概念」~ |
5.マルチメディアと教育 5.1 マルチメディアの本質 5.2 マルチメディアの情報量 5.3 マルチメディアの教育利用 コラム5 情報は民主主義を支援するか?~情報の社会的役割、多様性の保証~ 6.ディジタル社会と倫理 6.1 ディジタル社会の個人情報
6.2 ディジタル社会の情報操作 6.3 ディジタル社会の知的所有権 6.4 ディジタル社会の違法・有害情報 6.5 コンピュータ犯罪とセキュリティ対策
[解説]「情報モラル」と「情報倫理」は同じか コラム6 ローマジ入力は仮名漢字変換の主流か?~日本語とローマ字~ 7.ディジタル社会と情報教育 7.1 我が国のIT国家戦略 e-Japan
7.2 ディジタル社会と教育 e-Learning
7.3 思考の活性化と分析的思考 7.4 二値応答接近法[BRAM]
7.5 情報教育の歴史的経緯
7.6 情報教育の内容と方法
7.7 情報教育における問題解決 7.8 情報教育の課題と展望 用語集 索引 |
著者 | 松原伸一 |
判型 | A5 |
ページ数 | 176 |
価格 | 本体2,200円(税抜) 定価2,420円(税込) |
ISBN | 9784304020308 |
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