平成18年度版の英語教科書で初めて世に問うたアクションカードは、ユーザーの先生方から大好評をいただきました。のみならず、私が主宰する北研(英語指導技術研究会)会員や全国の講演先で他社の教科書をお使いの先生方からも「ぜひ市販してほしい」という熱いラブコールをいただきました。
そこでこのたび、SUNSHINEの教科書をお使いでない先生方にもご利用いただけるように、アクションカードを単体で発売することになりました。価格は先生個人がポケットマネーでご購入いただける「CD1枚分」の金額で発売できることになりました。
セットの内容は、平成24年度SUNSHINEの教科書と同じです。前回の教科書では18枚だった絵カードを36枚に倍増しました。ここで使われている動詞(句)は、教科書1年のLet's Start4~Program3の右ページ下にある「アクションタイム」コーナーで耳から学習したものが中心になっています。
動詞は、それ単体を覚えているだけでは使えるようにはなりません。次に来る目的語と一緒に覚えておくと実際に使えるようになります。この語と語のつながりのことをコロケーション(collocation)と言います。
このアクションカードは、北原の実践をもとに作った絵カードで、動詞の選定基準は次の通りです。
北原延晃(東京都港区立赤坂中学校)
音とジェスチャーで頭に叩き込んだ、これらの動詞句は容易に忘れないし、アウトプット活動でもすぐに使えます。たとえば、speaking活動でペアワークをするときにsubstitution wordsと耳から覚えたこれらの動詞句を結びつければ、たちまちつかえてペアワークの幅がぐっと広がります。自己表現活動がもっと活発にできるようになります。
驚くべきは、たとえば教師が床を掃く動作をしただけで生徒はclean your roomと条件反射のように言えるようになります。日本語を介さずにイメージ(ジェスチャー動作)からすぐに英語表現を引き出すことができるので、日本語から英語にする習慣を排除することができるのです。
最初の使用期間の目安は、第1学年の連休明けから1学期の期末テストまでです。クラスの最後の一人が「先生、もう覚えたからやめようよ」と言うまで続けます。もちろん、後の場面(現在進行形やcanを導入した後など)で使うこともできます。
使用レベルに応じて使用するカードを決めます。詳しくは付属の「アクションカードの使い方」をご覧ください。
☆カードはページ単位で扱います。カードごとに36枚にバラバラに切り離さないでください。
○ 入門レベル ・・・ アクションカード1~2の2枚を横に並べて使います。
○ 中級レベル ・・・ アクションカード1~2を生徒が覚えたら、アクションカード3~4の2枚を横に並べて使います。
(1) 動詞だけインプット
(2) 「動詞+目的語」のインプット
(3) 1、2人称の主語をつけて「動詞+目的語」
(4) 3単現の主語をつけて「動詞+目的語」
(5) 進行形にして
(6) canをつけて
(7) Let'sをつけて
(8) 過去形にして
(9) 命令形・・・タッチする。/否定命令形・・・タッチしない。
(10) 文字面を上にして(1)~(9)を行います。
(1) 教師用の大きなカード(イラスト面)を見せて動詞(単体)を言わせます。
(2) 教師用の大きなカード(イラスト面)を見せて動詞句を言わせます。
(3) 教師用の大きなカード(文字面)を見せて動詞(単体)を言わせます。
(4) 教師用の大きなカード(文字面)を見せて動詞句を言わせます。
※カードは36枚に切り離して使うこともできますが、回収、保管が煩雑になりますので、切り離さずに使うことを推奨します。
clean / close / drink / eat / make / open / play / read / sing / speak / study / take / touch / wash / write / watch / cook / use / bring / come / do / enjoy / find / go / help / listen / live / look / meet / pick / put / say / see / teach / visit / want
編著 | 北原延晃、開隆堂編集部 |
判型 | B5 |
内容 | 指導用アクションカード36枚 アクションカード160枚(4枚1組×40) |
価格 | 本体3,000円(税抜) 定価3,300円(税込) |
ISBN | 9784304014703 |
付録等 | 説明書付 |
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