中学校の英語教育現場で実証済みの数多くの優れた言語活動の指導事例を紹介しました。ステップを踏んだ積み上げ方式による言語活動により、実践的コミュニケーション能力の育成を図ります。コピーしてすぐに使えるワークシートを豊富に収録しました。(3年生用)
『本書のタイトル『イエス・ユー・キャン』とは「ホラ、君にもできるじゃない」という教師の賞賛と励ましの言葉です。ですから、各Unitは文法や言語材料に縛られないシラバスで構成されています。いわゆるGrammatical SyllabusやNotional=Functional Syllabusではなく、いわば「何かができるようになる」シラバスですが、テーマは生徒にとって身近でリアリティのあるものを精選しました。またタイトル・ページに「できるようになること」と、そのUnitで扱う「言語材料」も列記してありますので、目的やねらいに沿ってご活用ください。
また、4技能を用いた活動をバランスよく配列し、しかもしれらをStageごとに有機的に関連させてあります。「話す」「書く」表現・伝達活動と「聞く」「読む」理解・受信活動とが、「音声」と「文字」を駆使して自然にくり返し行えるようなプログラム構成です。最終的には英語でディベートやディスカッションができるようになるまで、英語力が高まることを目指して、1年生から3年生までスパイラルに学習が深められるはずです。
さらに、現場の先生方が本書のワークシートを手軽にコピーして授業に使えるようにページ構成を工夫してありますので、どんどんご活用ください。本書を使って、生徒も“Yes, you can!” 先生も“Yes, you can!” さっそく明日からの授業に役立てていただければ幸いです。』
はじめにより一部抜粋
本書は8つのUnitから構成されています。Unitとは、いくつかの段階的活動のまとまりのことで、それぞれには「テーマ」を設けてあります。
Unitの中の段階的な活動のことをStageと呼び、一つずつ課題をクリアしながらステップアップできるようになっています。そして、Final StageでそのUnitのねらいが達成されるのです。
各Unitは、徐々にステップアップしながら、学年ごとの総合的な英語力を自然に高められるように配置されています。生徒は「何かができるようになる」喜びを一つ一つステップの中で実感しながら、知らず知らずのうちに総合的な英語力を身につけることができます。
各Unitにはテーマを設け、それに関したアクティビティを行います。
まず、そのUnitで「できるようになること」を明示しています。これにより授業の中でどのような点を評価するかということも明確になります。
そのUnitに含まれる各Stageで使用される言語材料の一覧です。そのUnitではどのような言語材料が使われるのかということを頭に入れておけば授業の構築もスムーズに行えます。
How To Useのページでは、各Stageのアクティビティの行い方・授業の進め方について解説しています。はじめて行う場合には、参考にしてください。もちろん、他にも先生方が独自に工夫して利用されても問題ありません。
How To Use以降のページは、各Stageで利用するシートになっています。印刷して生徒に配ったり拡大コピーして利用することができます。
Unit1 あなたはストーリー・テラー / あらすじを書いたり話したり |
Unit5 Mission Impossible / こんなときどうする? |
編著 | 石井利明/坂田三千代/青野亮子/山戸田孝則/笠井誠司/巽徹 |
判型 | B5 |
ページ数 | 96 |
価格 | 本体1,143円(税抜) 定価1,257円(税込) |
ISBN | 9784304011689 |
本商品の販売
楽天ブックス