カラー版イージェストシリーズ ヘンゼルとグレーテル
この本を読むみなさんへ
みなさん、英語の勉強はおもしろいですか。
英語の勉強には、一歩一歩教科書を学習していくことが大切です。でも、ただ教科書を学習するだけでなく、英語で会話をしたり、物語を読んだり、手紙や日記を描いたりするようにならなければ、本当に英語をマスターしたことにはなりません。それに英語の本当のおもしろさもわからないでしょう。
この本は、みなさんがこれまでに学習した事柄だけで読めるように、やさしい英語で書かれた楽しい読み物です。世界的な名作が、みなさんの英語の力で読めるのですから、すばらしいと思いませんか。この本はそのために、以下の5つの工夫をしています。
楽しみながら呼んでいるうちにいつのまにか英語に慣れ、知らず知らずのうちに英語の力がついていくことでしょう。
本書の構成
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くわしい脚注
各ページの下に、単語や語句などについての注釈(脚注)を適宜、提示しています。 辞書を引くために中断しなくても、物語を読みすすめることができるようにしました。 もちろん、脚注を見ずに単語の意味を推測するなどして読み進めることでより読解力の力をつけるトレーニングをすることもできます。 |
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日本語の紹介文
興味をもって読みすすめることができるように、各章ごとに簡単な物語の紹介文を日本語で入れてあります。 この紹介文は、ページ下の単語や熟語の解説欄の冒頭に配置してあります。 |
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要点
物語の中に出てくる重要な文法や文型などは、各章の終わりに「要点」として、まとめて出してあります。 単語の過去形や、構文、用法などの解説ですが、要点に書き出されている内容は、基本的な事項であったり、試験等で出題されることもあるものですので、この機会に頭に入れておきましょう。
内容理解
物語の内容がよくわかったかどうか、自分でチェックできるように各章の終わりにやさしい問題を設けてあります。 これを解くことによって、ただ英文を読むだけではなく、きちんと理解できているかを確認できます。問題は空所補充や英語で解答するものなどを用意しました。 |
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楽しいさし絵
見開き2ページに1箇所の割合で、2色刷りのさし絵(イラスト)を配置しました。たくさんイラストを配置することで読者の創造力をかきたてるだけでなく、英文を理解するときにも役立ちます。 |
作者紹介:グリム兄弟
この物語はもとはドイツの民間に伝わっていた民話です。
ドイツの言語学者で神話学者でもあるヤコブ・グリム(1785~1863)とその弟ウィルヘルム・グリム( 1786~1859)とは力を合せて、ドイツに昔から伝わる民話を集めて1812年と1815年に出版しました。
その後1冊にまとめられて「グリム童話集」という名で、世界中に知られるようになりました。
「ヘンゼルとグレーテル」の話は、その童話集にある最も有名な話の一つです。
グリム童話集には、ごく簡単に書かれていますが、その後いろいろな童話作家がグリムの話に肉付けして、この話一つだけで読みごたえがあるようにしました。
この本の話もグリムの童話集とは少し筋を変えてあります。
作曲家フンパーディンクは、1893年この話をもとにして軽歌劇を作曲して上演しましたが、この歌劇ではヘンゼルとグレーテルはほうきを作る職人の子どもとなっております。 |
この本で学ぶ文型と文法
- 主語+動詞+間接目的語+直接目的語
He <gave> her the name Gretel. p.2
<Tell> me the news. p.10
- 比較
The birds are <as> hungry <as> we are. p.14
I like the golden ball <better than> any other thing in the world. p.30
- 不定詞
He went to the forest <to cut> wood. p.1
She wanted <to get> rid of the children. p.2
- 動名詞
She began <playing> with her ball by the spring. p.30
She missed <catching> the ball. p.30
- 助動詞
They <may> find berries in the forest. p.4
We <must> all starve. p.4
They <must> have some shoes. p.10
You made a promise, so you <must> keep it. p.36
- 接続詞
Hansel and Gretel were happy <when> they were together. p.2
<When> they got home, their father was very happy. p.12
- 感嘆文
What a fine meal (this is)! p.16
What a bad which (she is)! p.41
You silly girl! p.25
- 命令文
<Don't be> frightened. p.18
<Give> me your finger, <and> I will tell your weight. p.22
- 受動態
Gretel <was frightened>. p.11
The house <was made of> bread. p.16
The coach <was pulled by> eight beautiful horses. p.42
- 副詞
The door of the oven is <too> heavy for me. p.25
“Go and let him in,” said the king. The princess did <so>. p.36
- 疑問文
Why are you so slow? p.7
What shall I do? p.30
仕様
判型 |
A5 |
ページ数 |
48 |
価格 |
本体400円(税抜) 定価440円(税込) |
ISBN |
9784304010330 |
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