小林先生:材料については結構話しましたが今回は道具との出会いについても話したい。初めて扱う道具は、子どもたちにとって少しドキドキしますよね。
髙橋先生:そうですね。私の学校では3年生で最初ののこぎり体験をします。 大切にしているのは、最初の一回を「気持ちよく切れた!」で終わらせること。 そのために、木材は太さ・硬さを学年に合わせて選びます。
髙橋先生:そうですね。私の学校では3年生で最初ののこぎり体験をします。 大切にしているのは、最初の一回を「気持ちよく切れた!」で終わらせること。 そのために、木材は太さ・硬さを学年に合わせて選びます。
ズビたん:木材選びって、どんなふうに決めているの?
髙橋先生:例えば同じ「垂木」でも柔らかさは様々です。
最初は硬すぎず、柔らかすぎず適度な抵抗感を感じられるものを選びます。
小林先生:抵抗が強すぎると心が折れ、弱すぎると手応えがない。ちょうどよさの設計が大事ですね。
髙橋先生:バルサ材のように抵抗が少なすぎると、達成感や手応えが薄くなります。 一方で硬すぎても難しい。だからこそ最初は成功体験>失敗体験になる設計を大切にしています。 うまくいくと「次はもっと太い木でもやってみたい!」という挑戦心が自然に育ちます。
小林先生:抵抗が強すぎると心が折れ、弱すぎると手応えがない。ちょうどよさの設計が大事ですね。
髙橋先生:バルサ材のように抵抗が少なすぎると、達成感や手応えが薄くなります。 一方で硬すぎても難しい。だからこそ最初は成功体験>失敗体験になる設計を大切にしています。 うまくいくと「次はもっと太い木でもやってみたい!」という挑戦心が自然に育ちます。
小林先生:教えるときのポイントは何でしょう?
髙橋先生:うまくいかない理由は子どもによって違います。 握る位置、肘の引き方、体の向き、木材の固定など、 教師がよく見取り、引っかかりを一緒に確かめて外していくことです。 その日のうちに「できた!」をつくると、道具と仲良しになれます。
髙橋先生:うまくいかない理由は子どもによって違います。 握る位置、肘の引き方、体の向き、木材の固定など、 教師がよく見取り、引っかかりを一緒に確かめて外していくことです。 その日のうちに「できた!」をつくると、道具と仲良しになれます。
ズビたん:作業スペースはどう工夫しているの?
髙橋先生:のこぎりは作業スペースが狭いとやりづらいし危険も伴います。
だから班ごとに場所と役割を分け、広い場所(図工室の後方や廊下)を使います。
活動中は「材料を運ぶ人」「固定する人」「切る人」を分担させて、自然に動線が分散するようにします。
小林先生:環境設計がそのまま安全指導になりますね。
小林先生:環境設計がそのまま安全指導になりますね。
ズビたん:声かけのコツは? いつ助けるべき?
髙橋先生:まずはよく見る。試行錯誤している時間は待ちます。
ただ、心が折れそうなサインが出たら早めに手立てを。
持ち方を一緒に調整し、1回の成功を体験させてから自力に戻す——これで道具への苦手意識を残さないようにします。
小林先生:「安全・安心・達成感」がそろうと、次の学びに自然につながりますね。
小林先生:「安全・安心・達成感」がそろうと、次の学びに自然につながりますね。
初めてののこぎりは「ちょうどよい抵抗」「広い場」「見取り」が決め手。
その日のうちに小さな成功をつくり、道具と“仲良し”になる体験を積み上げる。
その日のうちに小さな成功をつくり、道具と“仲良し”になる体験を積み上げる。