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小学校図画工作ビデオシリーズ色はふしぎ

小学校図画工作ビデオシリーズ色はふしぎ

特徴

みなさんは、虹の七色をいえますか?

赤、オレンジ、黄色、黄緑、緑、青、紫。でも、黄緑を入れたら、オレンジと黄色の間にも、赤っぽい黄色があるようだし、青と紫の間には、もう一つ青っぽい紫があるような気がしてきます。

このような目で、私たちのまわりを見回してみると、例えば「緑」といっても信号機の緑と草の緑、カエルの緑では同じ「緑」でも色が違います。それに、校庭の木々を見てみると、紅葉する葉っぱはもちろんですが、一年中緑の葉っぱでも春と冬では色が変わりますし、さらによく観察してみると、麻と夕方、晴れの日と雨の日でも、微妙に色が違っていることに気がつくでしょう。ですから、私達が絵を描くとき、色を工夫することで、様々な表現ができるのです。

例えば、空は「青」で描かれることが多いのですが、明るい青を濃く塗れば、真夏の空がかけるし、少し灰色がかった青を使えば、冷たい冬空を表すことができます。

また、色は描かれるものの性質やかく人の感情をも表現することができます。身近な「色」を集め、自分で「色」を作り、「色」の持つ性質や特徴を知って、「色のふしぎ」を体験した千恵さんや緑さん、健太くん。最後に、自分だけの「色」を作って、絵を描きますが、それぞれが「誕生日にプレゼントをたくさんもらえてうれしかったこと」をピンクや赤など暖かい色を使って表したり、「お化けがたくさん出てきた夢をみたときのおもしろさ」を明るい色をたくさん組み合わせて描いたり、「夏休みに家族といった湖が涼しくて気持ちよかったこと」を緑や青などのうすい色を使うことで表現したりしています。

みなさんも、身の周りにある「色」を集めてみませんか。毎日通う道でも、「色」は変化しているはずです。そして、自分だけの発見を自分だけの「色」で自由に表現してみてはいかがでしょうか。

本ビデオで子どもの個性を伸ばすために

美的情操の中でも、特に色彩の感覚や美しさを深く感じ取り、やがては文化と結びついていくような人間的な感性は、教えてすぐ身につくものでもなければ、放っておいて育つものでもないといわれます。それだけに、楽しくそして具体的に表すなどの活動体験を通して、児童一人ひとりが持っている資質や能力を働かせ、色彩のよさや価値に気づいたり、実現していく喜びの積み重ねが大切です。

このビデオでは、色彩に対して興味や関心を高めたり、色彩に対する美的な感覚を働かせる活動の具体例を掲げました。

色彩が一時的な知識の獲得で終わらぬよう、また、児童の発達や指導の発展に応じて活用できるように示されています。身近にありすぎて、ややもすると子ども任せな内容を一度は整理してみることも必要で、その際の参考にもなるでしょう。

色彩は言うまでもなく、生活の中では単体としてあることは少なく、様々な物体や人の感情、イメージなどと結びついて存在します。そこで、色彩そのものを学習の核と置くために、以下のような視点で取り出して意識させるようにしました。

色を集めよう!

児童の色彩にかかわる体験を呼び起こし、話題を盛り上げるきっかけとして、自然の中の色彩を取り上げています。色彩の微妙なニュアンスを感じ取ることができ、表そうとする児童たちに、身近な自然の中からいろいろな色を捜して見ようとの提案です。

見つけた緑の色を植物別にノートに文字でメモする児童。ピンクの花びらをちぎっていく児童。色の違いをどのように表そうかと言葉を探す児童。これらは情報収集方法の多様性も示しています。

色をつくろう!

色には似ている色があって、幾つか集めると仲間になること、他の仲間と順序だてて並べると輪になることを述べています。いわゆる色相環です。このような知識が感覚と一致して納得に至るには個人差があります。表現に取り入れるように関心を持たせるには、色相環の資料を図工室などに常掲し、それとなく目に入っている、いつとはなしに知っているといった状況が効果的です。

小学校の中・高学年の児童にとって、水彩絵の具は、容易に色を混ぜたり重ねぬりができるので、色彩に関心を高め表現に生かすには適した用具といえます。

色を確かめよう!

光量の違いによる色の見え方の違いを話題にしています。高学年では、光が当たったところの明るい感じや、逆に陰の色の表し方や表現の効果に関心を高めたりします。

色を比べよう!

季節の山という単純なテーマの絵画作品を見比べながら、使われている色やその効果(温度や季節を感じさせる)に関心を持っている様子を紹介しています。
ただし、冬の山では寒い感じを表すのに使われていた水色が、夏山の絵の空に使われているように、ある色とその色のイメージを一対一で結びつけると混乱します。

じぶんの色でかこう!

どのような色と色が合うかを試したり、色の調和をとらえたりするなど、より美しいものにしようと取り組む姿が期待されています。色彩とのコミュニケーションが活発に行われるような場を積極的に設定し、美しい色彩に対して美的な感覚がはたらくように支援します。

仕様

形状 VHS
収録時間 約20分
付属品 手引書付
価格
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