ホーム販売秋田発 未来型学力を育む家庭科

秋田発 未来型学力を育む家庭科

秋田発 未来型学力を育む家庭科

特徴

東日本大震災を経験した私たちは、改めて「暮らしといのちを守る知識とスキル」の重要さを知りました。
それは家庭科教育の根底にあるテーマ「生きていく力」であり、これまで学校教育において先生方が尽力されてきた、子どもたちに身につけてほしい力でもあります。
いまこそ、家庭科の意義を再確認し、「暮らしといのちを守る知識とスキル」を身につけてほしい…。
秋田県から全国に向けて、切なる想いを本書に込めました。

未来型学力を育む家庭科で「生きる」ことを学ぶ授業

p.2

現実生活と連続性をもち、成長と幸せにつながる家庭科のおもしろさを実践を通して紹介しています。子どもたちが変わり、教師も学校も地域まで、ダイナミックに変わる様子をご覧下さい。

実践例・活動例が充実しています

p.22

秋田県内の小学校から大学まで、多くの先生の多種・多様な実践事例を掲載しています。読み応えのあるコラムや解説も充実しています。

授業をデザインするための具体的なヒントが満載

p.158

教室の展示物や教師の立ち位置などの空間デザイン、地域との連携のしかた、カリキュラムづくりなど、これから家庭科の授業をはじめる方はもちろん、ベテランの先生にも読んでいただきたいアイデアの数々をご紹介しています。

3つのテーマで構成されています

p.2

本書は、「第1部 未来型学力」「第2部 生活を支える未来型スキル」「第3部 地域に支えられた学校をつくる」の3つのテーマで構成されています。

第1部 未来型学力

第1部は、未来型学力を育む家庭科の学習論について論じました。

小学校の家族の実践、中学校の食文化の実践、高等学校の経済的自立を考える実践から未来型学力を育む家庭科の実践方法を提案します。

p.50

第2部 生活を支える未来型スキル

第2部は、暮らしやいのちを支えるスキルについて、実践的に論じました。

他者の立場を想定してできること、リテラシーを学ばせ、地域や他教科、制度とのつながりを考え、子どもたちが変わり、地域や学校や教師がダイナミックに変わっていくことを伝えます。

p.154

第3部 授業をデザインする

第3部では、授業をデザインする際の「空間」「地域連携」「カリキュラム」について論じました。

教室の展示物や教師の立ち位置などを意識して、授業の構成を空間も含めてデザインします。子どもや市民と一緒に、リアルなパフォーマンス課題(生活の課題)に向き合う授業をデザインすることで、学校が地域の一部として認識され、地域社会との支えあいの場となります。

目次

はじめに

第1部 未来型学力

第1章 未来型学力を育む家庭科

未来型学力を育む
絵本で語り合う家族 ~家族はどうやって家族になっていくのだろ~
小学校の授業「家族はどうやって家族になっていくのだろう」を読む
地域の食文化を見つめ直す
中学校の授業「地域の食文化を見つめ直す」を読む
経済活動から自立を考える
高等学校の授業「経済活動から自立を考える」を読む
家庭科教師を目指す学生から

第2部 生活を支える未来型スキル

第1章 生活を支えるスキル

生活を支えるスキル(小学校)
身近な人に思いを伝える ~家族と思いを交流する食の授業~(小学校)
なぜにこだわって(中学校)
食を問い直す(高等学校)
身の回りを気持ちよく(小学校)
日常生活を読み解く ~布地の性質を衣服の選択に生かす~(中学校)
選ぶ力をつける(中学校)
他者の立場を読み解く ~ロールプレイングを通して~(高等学校)
栄養バランス・ランチョンマット(中学校)
食べる人のことを考えたみそ汁 ~豊かな心と確かな実践力を育む小学校家庭科~(小学校)
人とかかわる力を育てる ~授業における演劇的手法~(高等学校)
生活実態調査から ~食と自分たちとのかかわりを見つめる学び~(小学校)
栄養教諭にインタビュー(小学校)
Column ライフスキル調査

第2章 つながる力は子どもを変える

地域から学ぶ社会人基礎力 ~地域とつながり、地域から学ぶ~(大学)
食事バランスの改善を目指した脂質栄養教育(大学)
地域の伝統民家から環境共生を学ぶ(大学)
建築科とつながる(高等学校)
栄養教諭とつながる(小学校・中学校)
生徒会をつなぐ(高等学校)
保育所とつながる ~交流活動から得られたもの~(高等学校)
福祉科目とつながる ~高齢者にやさしい住まいを考える~(高等学校)
地域食材を取り入れる(中学校)
総合学習とつながる(中学校)
商業学科とつながる「あきんどう」の活動(高等学校)
商業学科とつながる「AKISHOP」の活動(高等学校)
地域福祉とつながる(高等学校)
幼児とつながる ~幼児と2回の触れ合い体験を通して~(中学校)
生徒指導とつながる(高等学校)
子育て支援課とつながる(中学校)
着付け大会で地域とつながる(高等学校)
Column つなげること、つながること

第3章 地域に支えられた学校をつくる

家庭科力は学校を変える(高等学校)
学校活性化に向けた家庭科の取り組み ~料理番組出場を通して~(高等学校)
体験を探求に、そして表現力に(高等学校)
「おいしい東北闘技場」を制作して
先輩教員に学ぶ
雄勝高校生のおいしい格闘(高等学校)
伝統工芸と高校生(高等学校)
高校生との出会いでわが家の鮎を再認識(高等学校)
フィジーの子どもたちと(高等学校)
地域密着型教師への道 ~秋田での2年間を振り返り~(高等学校)
シティズンシップ国際会議
Column 東日本大震災と未来型スキル
Column 家庭科とジェンダー

第3部 授業をデザインする

第1章 空間のデザインと教材

授業空間をデザインする(小学校・中学校)
学校空間のデザイン(中学校)

第2章 地域と共に連携をデザインする

地域連携をデザインする(高等学校)
高校生から教えられた「もったいないの精神」(高等学校)
生徒をリポーターに起用し広報誌に登場 ~「新たな役割」で視野を広げる~(高等学校)
地域活動への積極的参加を促す(高等学校)
地域で学び、地域と共に生きる(高等学校・大学)
Column 地域と家庭教師

第3章 カリキュラムと計画

カリキュラムと授業の構想
ガイダンス ~家庭科との出会い~(小学校)
小学校の年間指導計画
中学校のカリキュラムと評価
高等学校のカリキュラム
コンピューターの活用(高等学校)
カリキュラムを考えるヒント(高等学校)
ホームプロジェクトの進め方「生活文化をつくる」(高等学校)
Column 学習課題(パフォーマンス課題)の設定

第4章 家庭科力に期待する

魅力ある家庭科教育の創造を目指して
「生きる力」を育む家庭科教育
家庭生活の基盤を育む家庭科
ふるさとを基盤とする家庭科教育
社会の変化と家庭科
多様な人材活用の勧め
家庭科教師に期待すること
家庭科力どこへ ~取材を通じて見えたもの~
Column 生徒の「社会的自立」と学校や地域の活性化

 

仕様

編著 望月一枝、佐々木信子、長沼誠子
判型 B5
ページ数 210
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