Sunshine英語部!第15回アイキャッチ

こんにちは、Sunshine英語部です。開隆堂出版株式会社は、2026年3月で創立100周年を迎えました。 特に中学校英語教科書の歴史は長く、英語教育業界を支えてきました。 Sunshine英語部では、100周年企画として過去の中学校英語教科書の歴史をご紹介します! 第2弾の今回は『ニュープリンス』についてです。

1.『ジャック&ベティ』に代わる新たな教科書『ニュープリンス』

 戦後の英語教育を支えた『ジャック&ベティ』の後継教科書として、昭和37年度(1962年)から『New Prince Readers』が使用されるようになりました。 新しい時代に即した英語教材を目指して制作されたこの教科書は、一時、『ジャック&ベティ』と合わせて90パーセント近いシェアを誇り、「英語の開隆堂」というイメージをさらに強固なものにしました。
 アメリカの少年少女ジャックとベティの日常生活を中心に描いていた『ジャック&ベティ』に対し、『ニュープリンス』では、ペンギンの生態を紹介する文章や、怪談"MUJINA"など、幅広いジャンルの題材が取り上げられるようになります。教材内容の多様化を通じて、生徒たちがさまざまなテーマに触れながら英語を学べる構成となっていました。
 その後、昭和47年度からは書名を『New Prince English Course』へと改め、本シリーズは昭和61年度(1986年)まで使用されました。

『NEW PRINCE READERS』昭和37年度用
『NEW PRINCE READERS』昭和37年度用

2.日本人キャラクターの登場

 昭和47年度から使用された『New Prince English Course』には、アメリカ人の少女ルーシーの友人として、日本人の少女ナオミが登場します。ルーシーの説明によれば、ナオミは両親を日本に残し、ルーシーの家で暮らしている留学生という設定です。
 1964年に日本で海外旅行が自由化されて以降、海外渡航者は徐々に増加したとされており、こうした時代背景が教科書にも反映されていたのかもしれません。それまで遠い異国の少年少女の物語として描かれていた英語の教科書に、自分たちと同じ日本人の学生が登場したことで、当時の生徒たちは英語をより身近に感じながら学ぶことができたのではないでしょうか。

『New Prince English Course』昭和47年度用より
『New Prince English Course』昭和47年度用より

3.根強いファンを抱える題材

 『ニュープリンス』で取り上げられた題材の中には、現在でも根強い人気を誇る物語が数多くあります。その一つが、昭和56年度用『New Prince English Course 3』に掲載された"A Christmas Present"です。孤独に暮らす一人の男性と、彼が勤める宝石店にプレゼントを買いに来た少女との交流を描いた、心温まる物語として親しまれました。
 著者の先生方や弊社社員の中にも、学生時代にこの作品が大好きだったという声が多く、その人気の高さがうかがえます。こうした反響を受け、現在使用されている『Sunshine English Course 3』では、題名を"A Birthday Present"に改めたうえで、リバイバル教材として採用されています。先生方の中にも、懐かしさを感じられる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
 このように、かつて多くの生徒に親しまれた題材が、時代を超えて現代の教科書へと受け継がれている点は、長い歴史をもつ教科書会社ならではの特徴と言えるでしょう。

『New Prince English Course』昭和56年度用より
『New Prince English Course』昭和56年度用より

今回は、開隆堂の中学校英語教科書の歴史として、『ニュープリンス』を紹介しました。次回はいよいよ『サンシャイン』をご紹介します。お楽しみに!

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マリポフ
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奥さん
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リトルミイ
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