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  確かな学力が身につく教科書

新学習指導要領で育てるべき資質・能力として明確に定義された「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」を確実に育てる教科書です。授業課題・目標や表現内容を焦点化し、児童の自主的な思考、判断、表現を促す読み取りやすい紙面構成や表示を行いました。

発想・構想の力を伸ばす

発想や構想の力が身につきます。発想や構想の力は人工知能の時代になっても必要な力です。イメージの広がりを大切にしてきた開隆堂の図画工作教科書は完成作品だけではなく発想・構想の力が働いている場面を多く掲載しています。

夢の新製品(5・6年下巻)
想像を広げ、これまでにない新しい製品をゼロから考える題材です。

考えたり(思考力)、決めたり選んだり(判断力)、伝え合ったり(表現力)をすることを何度も試行錯誤しながら、発想・構想の力が培われます。

01

思いついたことに合った材料を選んだり、材料からつくりたいものを思いついたりしている場面です。

02

思いついたことがどのように実現できるか、試行錯誤をくり返し、表現の構想を練ります。

03

友達の考えを聞いたり、自分の考えを伝えたりしながら完成に近づけていきます。

04

「思い出よみがえり機」
たのしかった思い出を再現できる機械を思いつきました。


学校もりあげマスコット(3・4年下巻)
学校内の場所から発想して、学校を盛り上げるマスコットを製作する題材です。

05 題材のねらいに沿って、どのような作品が考えられるか、構想を練ります。

06 児童の願いから、学校生活をたのしくしてくれる作品が生まれました。

速く走れるようにしてくれる願いをこめて
靴箱のマスコットをつくりました。


思考力・判断力・表現力等の育成

思考力・判断力・表現力等の育成を中心的な課題に設定した題材では、ひらめきさんが、発想・構想のヒントを投げかけます。

未来にタイムスリップ
(3・4 年上巻)

のりのりおはながみで
(1・2 年下巻)

地球は大きなキャンバスだ
(5・6 年上巻)


発想の広げ方に特化したページ

さまざまな発想の方法を掲載した、発想の広げ方に特化したページを設けました。

発想を広げよう(3・4年下巻)

充実の資料ページ「造形の引き出し」

知識や技能に関する内容を各学年の巻末に資料ページとして掲載しました。現行本より大幅にページを増やし、新たに設定した8ページの「造形の引き出し」では、学年に応じた用具や材料の知識や使い方を丁寧に示しています。巻末なので表現活動でつまずいたときなどにすぐに参照でき、知識・技能が確実に身につけられます。

学びの資料「造形の引き出し」(1・2年下巻)
各学年の巻末50~57ページには、知識・技能に対応した8ページの資料ページ「造形の引き出し」を収録。


01 04 各種リンクページ

本文題材からも必要な技法や用具の使い方がリンクされているので、使いやすい教科書となっています。

02 「あんぜん」「かたづけ」

「あんぜん」や「かたづけ」の方法も充実して示しています。

03 ためしてみよう

ためしてみよう(Let's Try)では、用具の使い方を知るだけではなく、実際に手を動かしてつくってみることで、生きた技能として身につく構成になっています。

05 造形的なものの見方や考え方

用具や材料の知識だけではなく、「造形的なものの見方や考え方」「鑑賞の方法」などの知識・技能も充実して紹介しています。

1・2年上巻 「じぶんのさくひんにだいめいをつけよう」
1・2年下巻 「見方をかえよう」「友達の作ひんを見てみよう」
3・4年上巻 「作品のてんじをくふうしよう」
3・4年下巻 「発想を広げよう」「話し合いのしかた」
5・6年上巻 「美術館をたのしもう」
5・6年下巻 「コンピュータを活用しよう」

安全指導の充実

「造形の引き出し」で安全な用具の使い方を掲載するとともに、用具の使い方以外にも、各題材ページにおいて、配慮すべき内容を「あんぜん」「安全」の囲みを設けて具体的に示しました。

つくって、つかって、たのしんで(3・4年下巻)
「学びの資料」では用具の基礎的な使い方や安全な使い方を解説し、本文の題材ページでは、題材に即した安全な使い方を示しています。


みんなでワイワイ!紙けん玉(1・2年下巻)
押しピンで穴をあけるときは、下に段ボールなどを敷くことを示しています。


「あんぜん」「安全」の囲みを設けて目立たせています。写真やイラストとともに安全についての注意を説明するなど、安心して造形活動ができる教科書です。

つないで組んで、すてきな形
(3・4年下巻)

光サンドイッチ(3・4年上巻)

造形の引き出し(5・6年上巻)

あとかたづけも大事な活動です。安全指導にも直結するかたづけを囲みで目立つように示しました。

ふわふわ空気のつみ木(3・4年上巻)
具体的なかたづけ方を文章で示すとともに、実際に協力してかたづけている写真を掲載することで、児童自身であとかたづけを行えるようになります。

いろいろ ならべて(1・2年上巻)
つながれ、広がれ! だんボール(3・4年下巻)

かたづけ方の基本的なこととして、同じ種類で整理してかたづける方法があります。同じ種類とは何が同じことなのか考えて活動することも造形活動の一部といえます。

新聞紙と、あそぼう(1・2年下巻)
かたづけとともに材料を捨てるのではなく、次の機会に再利用することを示唆しています。

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