開隆堂技術編集部です!
技術準備室を見回すと、片隅に見慣れない工具はないでしょうか?
今回は、どこかで役に立つかもしれない、そんなマイナー工具たちにスポットライトを当ててみたいと思います。

その1. 枚数の多い折り畳みナイフ・・・ではありません

シックネスゲージ

薄い金属板がたくさん収められていて、触ると厚みが微妙に違います。これはすきまゲージ(シックネスゲージ)という計測用の工具です。 機械の可動部などは、離れすぎているのはもちろんよくありませんが、あまりぴったりくっついていると動きが悪くなってしまうことがあります。適度なすきま(クリアランス)が取れているか確認するためにこれを使います。ノギスよりも微細で、面での計測が可能です。現在の技術の授業では、すきま計測が必要なもの、たとえばエンジンの整備などはほとんど行われていないため、出番は少ないでしょう。

その2.攻撃力が高そうですが、攻撃してはいけません

シックネスゲージ

先ほどご紹介したすきまゲージに似ていますが、今度はギザギザしています。 これも計測用の工具で、ピッチゲージといいます。ねじのピッチ(ねじ山の間隔)を当ててくれるものです。 何かに使っているものと同じねじを用意したい場合に使いますが、JISでは呼びによってピッチが決められているので、現在の技術の授業ではあまり出番はないと思います。

その3. アゴが外れるのにしっかりくわえます

シックネスゲージ

これは見かけることが多いかもしれません。開いた状態で下アゴの部分をずらすことができる、ウォーターポンププライヤーという工具です。 狭い場所で入り組んでいる水道管やガス管をつかむために先端が曲げられたという由来があります。パイプだろうがボルトだろうが、アゴを調節することで太いものをしっかりつかんでくれる便利工具です(傷には要注意)。ビンのふたやキャップを開けるのにも大活躍。これで開かなければ容器本体がぶっ壊れます。

さいごに

目的によっていろいろな工具が生まれてきました。教科書の裏表紙にもいろいろな「はかる」ものが載っていましたが、面白い形をしたものを取り上げながら、世の中ではいろいろなものをつくって問題が解決されていることを説明してみるのもいいかもしれません。