こんにちは!開隆堂技術編集部です!
新たな年が明けて、授業づくりへの想いを心機一転される先生も多いことかと思います。 さて、そのような中、技術室はどのような状態ですか? 「ハッ!」とされた先生にも、普段から取り組んでいる先生にも役立つ教室環境の整理整頓についてお伝えします!

1. 教室全体を見渡してみよう

技術室を整理整頓という観点で見渡したとき、着目する部分はさまざまだと思います。 たとえば、工具や材料の置き場、電動工具の管理、中には授業後の掃除のことを考えている先生もいるのではないでしょうか。

開隆堂出版の学習指導書「入門編(p.10-11)」では、技術室全体を見渡した際の教室環境の整え方を紹介しています。 その中で取り上げている整え方のうち、特に学習効果を高めるポイントとして、次の五つが挙げられます。

①モニターの配置(生徒の視線を集めるための工夫)
②使用しない工具や材料(円滑に作業するための工夫)
③工作機械の配置(機械の間隔を広げて生徒の接触を避けるための工夫)
④電動工具の管理(安全管理のための工夫)
⑤掃除の時間短縮(小さいほうきやごみ箱を用意して掃除の時間を短縮するための工夫)

図1 教室環境の整え方の例
図1 教室環境の整え方の例
中学校技術・家庭科(技術分野)学習指導書「入門編」, 開隆堂出版, p10-11より

このように教室全体を見渡してみると、優先的に整理整頓する場所が見えてきます。 また、配置のしかたを工夫することで、作業や片づけの時間短縮や、作業の安全確保の効果も期待できます。

2. 具体的な整理のしかたを考えてみよう

教室全体を見渡した後は、具体的にどのように整頓するのかを考えてみましょう。 下の写真1では、生徒がいつでも用具を使いやすいように管理しています。 用具ごとに箱を分けておくことで、取り出しも片づけもスムーズに行わせることができる点がポイントです。

写真1 用具の保管方法の例
写真1 用具の保管方法の例

また、生徒の成果物をいつでも見えるようにしておくと、やりがいや相互評価のきっかけにつながります。 たとえば、写真2のように成果物を撮影するコーナーを設けてみてはいかがでしょうか。 成果物を撮影することで、評価・改善だけでなく、生徒同士が楽しく語り合う様子も目に浮かびます。 このような工夫をすることで、生徒たちのやる気もぐんと高まりそうです。

写真2 教室に設置された撮影コーナー
写真2 教室に設置された撮影コーナー

さいごに

ここまでの教室環境の整理整頓術、いかがでしたでしょうか。 教室環境が整っていると、教員や生徒の動線の確保、片づけの時間短縮、安全管理などのメリットがあります。 さらに、ひと手間加えれば、生徒のやる気をさらに高める環境をつくることもできます。 日々の授業を行う場だからこそ、大切にしていきたいですね。