こんにちは!開隆堂技術編集部です!
今年も残りわずかとなってきましたね。寒さが厳しくなるこの季節には温かい鍋料理が食べたくなる方も多いのではないでしょうか。 ところで、鍋料理といえば白菜や水菜、ネギといったさまざまな野菜が入っていますね。 今回は、そんな鍋料理にもピッタリな葉物野菜を題材に、冬でも手軽に栽培できる方法をご紹介します!

1.まずは品種を選ぼう!

冬に旬を迎える代表的な葉物野菜の一つが「春菊」。 春菊はカロテンやビタミン類が豊富に含まれており、「食べる風邪薬」とも言われています。 そんな、料理にも健康にも大活躍の春菊には、「大葉種」「中葉種」「小葉種」の三つの品種があり、それぞれ葉の厚さや香りが異なります。 私たちがよく見かける品種は中葉種で、株ごと収穫するタイプとわき芽を摘み取って収穫するタイプがあります。 種袋には、どのようなタイプか記載されている場合が多いため、参考にしてみてください。

サカタのタネ(種袋)
シュンギクの種袋(摘み取りタイプ)
出典:https://sakata-netshop.com/shop/g/g11100044/

2.育成環境を調節しやすい栽培方法を選ぼう!

ここでは、鉢の代わりに新聞紙を使った容器栽培をご紹介します。 新聞紙を活用することで、「手軽に準備できる」「適度な水分保持」「土壌改良資材としての活用」の三つのメリットがあります。 新聞紙を使った容器栽培では、例えば以下の手順で進めてみましょう。

①資材を準備する(新聞紙、空き缶や瓶などの型、春菊の種、培養土)
②空き缶に新聞紙を巻く(底をつくるために3~4cm程余裕を持たせる)
③培養土を入れる
④春菊の種をまく(好光性種子のため覆土は浅くする)
⑤育苗
⑥収穫

容器のつくり方は、空き缶などの型を新聞紙で巻き、底の部分を内側に折り込むだけです。 容器の大きさは育苗から収穫までの作物の生育ステージに応じて、どこまで使用するのかをふまえて選ぶとよいでしょう。 容器は持ち運びが簡単なので、昼は屋外(軒下など)、夜は屋内(リビングなど)に移動させて生育環境の調節や観察記録に役立ててみるのも一つの楽しみ方です。

新聞容器
午前中は光、気温の確保のために日当たりのよいほ場の脇に置き(左)、
夕方は夜間の街頭の光を抑えるために軒下に移動させている (右)

少し発展的に栽培したい方は、割りばしを支柱にして、食品用ラップフィルムなどをビニルシート代わりに使い、ミニハウス栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。草丈が20cm程度になったら、収穫しましょう。また、新聞紙は有機物でもあるため、収穫後は容器を細かくして土に入れることで土壌改良資材としても活用できます。

さいごに

作物の栽培は、やり方を工夫することで、いろいろな楽しみ方が生まれます。 もしかしたら教科書に書いてある、栽培方法や資材を変えてみると、意外な発見があるかもしれません。 ぜひ、オリジナルの野菜づくりにチャレンジして、新しい発見を子どもたちに伝えてみてください。