こんにちは!開隆堂家庭科編集部です。このコラムでは、家庭科の先生方の日常や授業に役立つ情報を発信しています。
今回は家庭科室の整理・整頓についてご紹介します。
安全に実習を行うために
家庭科室は家庭科の授業を中心に調理実習や製作実習が行えるように設備が整えられています。 さまざまなクラスがさまざまな目的で使用するため、家庭科室は常に整理・整頓された状態にしておきたいです。
調理実習のための整理・整頓
調理実習で使用する用具や食器類は、戸棚や引き出しなどに収納します。
ほこりなどの汚れを防いで、清潔に管理します。戸棚の中の用具は子どもたちが安全に取り出せる高さにおさめます。
収納する方法には、
①用具や種類ごとに収納する方法
➁棚を班ごとに割り振って、班の棚に一通りの用具や食器を収納する方法
③収納場所からの出し入れは教員が行い、その実習で使うもののみ用意する方法
などがありますが、調理実習の子どもたちの動線を考えて、それぞれの学校の環境に合った収納方法を選択します。
包丁・まな板・ふきんの管理
包丁やまな板の管理は殺菌庫で行うことが望ましいです。
殺菌庫がない学校では、実習後に教員が塩素などで殺菌処理を行い、衛生的に管理します。
特にまな板は乾燥に時間を要すため、除菌処理後に十分乾燥させて清潔な状態を保つように努めましょう。
包丁は殺菌庫のほか、鍵のかかる保管庫などを用意して、紛失や事故をしっかり防ぎます。
ふきんを学校で用意する場合、使用後にはできるだけ早く洗濯します。
手洗いの場合、塩素などで除菌処理も行います。清潔な状態を保てるよう、干す場所や収納場所にも留意します。
製作実習のための整理・整頓
被服製作の授業で使うミシンは、ミシンに番号を振り、棚の置き場所を決めておくと動線にむだがなく安全な持ち運びができます。 ミシンに不備がある場合、ミシンのカバーにマークをつけるなどしておきます。 「返し縫いができない」「下糸がからまる」などトラブルの内容を示しておくと、後で確認したり、修理依頼をしたりする際にスムーズです。
製作実習で使用するものは、はさみや針など危険につながりやすいものや細かいものがいくつもあります。
針は記名ができないものがほとんどです。友達との貸し借りは紛失の原因となるので、自分のさいほう用具を使用し、
貸し借りしないことを徹底しましょう。もし紛失した針が見つからないときは、強力な磁石やハンディモップなどを使って心当たりの場所を捜索します。
また共同で使う物は種類ごとにかごなどに入れておくと、必要な用具がすぐに見つかり、分かりやすいです。
アイロンを使うときは、やけどをしないように使用場所や置き場所に留意します。家庭科室の一角にアイロンだけのスペースを作ると安全に作業することができます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。整理・整頓が安全な実習につながります。もし少しでもお役に立てれば幸いです。