小学校の英語学習において気をつけたいことは、英語を教え込むのではなく、楽しみながら英語を使う力を身に付けられるようにすることです。
小学校から英語学習を始めることに懸念の声もきかれますが、コミュニケーション能力の育成という観点から見れば、中学校から始めるよりも効果的に働く面が多いと思われます。
間違うことにためらわない、相手の目を見てはっきりと意見を言う、大きな声を出して話す、誰に対してもしっかり挨拶をする、など、学習を重ねていくうちに様々な効果が現われます。
また、中学校での英語学習にも自然と結びつきます。
本シリーズは、英語に慣れ親しむこと、そこから発展して普段の生活においても自立した人格形成の一助となることを目的としています。
本書は、文部科学省の指定研究開発校として、「教科」としての英語学習に取り組んでいる成田小学校(※)の優れた実践から生まれました。
※平成8~11年度「小学校における英会話学習等」、平成12~14年度「小学校における効果的な英語科学習」の指定研究開発校。
「あいさつ」「自己紹介」「買い物」「道案内」など、日常生活に即した場面設定により、習熟度別に学習できます。
自然と口をついて英語が出てくるようになるまで、同じテーマでもくりかえして行うことで、英語を耳になじませましょう。
子どもたちの実態に応じて、6冊の中から選ぶこともできます。
成田小学校独自の工夫を凝らしたゲーム、歌・チャンツ・寸劇などを通して、子どもたちの興味をひきつける授業を展開できます。また、国際理解に役立つ情報も豊富に取り上げています。
『指導の手引き』は、以上の4つで構成されています。
これから実践される先生方にとって強い味方となります。
「指導の手引き」は、『小学校英語活動テーマブックLet's Have Fun!1~6』を使って指導する際の手順やポイントを記した手引書です。
小学校での英語学習では、机上の学習から離れ、face to faceの活動形態を工夫することが大切です。
はじめて英語を使う児童にとっては、「聞いて真似をする」活動から入ることになります。
すなわち、活動の楽しさによって児童の自発性を引き出すことはできても、「英語でなんと言うか」という疑問に対しては、「聞く」以外の手段がないことになります。
そこで、「絵や文字」をヒントに、児童自身が言葉を思い浮かべたり類推しながら英語学習を進めることができるような教材として、本シリーズは作成されました。
この手引書では、各テーマブックの目的に合わせて、指導のポイント、単元の構成、キーワード、ねらい、活動例などを提示し、先生も児童も一緒に英語を楽しむことができるようにしています。
判型 | A4変型 |
ページ数 | 48 |
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