版画は、凸や凹、孔などの形を写し取って作る表現です。それらを、凸版、凹版、平版、孔版とわけて呼んでおり、それぞれに幾つかの版種があります。その中から、小学校児童に適していて、扱われる程度の高い版種を選んでこのビデオに収録しました。ただ、木版画については、木版画だけでも何本かのビデオが作れるほど内容が多いので、中途半端になる恐れがあるので扱わないことにしました。このビデオで扱わなかった版種の中にも、児童たちが喜んで表現する版種も多いのですが、これらも他の機会に譲ることとし、スタンピングと紙版画を中心に編集しました。 |
かたおしをしよう(スタンピング) 洗濯ばさみ、紙コップ・・・様々なものにインクや絵の具を塗って、紙にペタペタと押し付けてみます。つけたものの形どおりにインクが紙に塗られ、面白い形を描くことができました。ここでは、ただペタペタと紙につけるだけではなく、それで物語を作ってみます。 |
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きりとりかみはんが 画用紙にかいた形を切り取り、それを使ってはんをつくります。自分で好きなように紙を切り取ってその型紙に色を塗り、別の紙に貼り付けて、判子の要領でスタンプしていきます。色を変えたり、表裏を使ったり、位置や向きを変えると面白い絵になります。 |
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だいしつきかみはんが ちぎったりきったりした画用紙は、位置を決めてボール紙の台紙に貼っていきます。であがったらインクをよく伸ばして貼った画用紙に塗り、刷ります。どのように刷るのかといったところも見て学べるようになっています。 |
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スチレンはん画 スチレンはん画は、スチレンボードに針金などで傷をつけるようにして絵を描き、その上から水性インクなどを塗って刷ります。インクを洗い流してさらに新しい絵を描き加えたり、はんの一部を切り取ることで最初に刷ったものの上に足していくことができます。 |
このビデオでは、最初にスタンピング(型押し)を扱っています。今はインクの質がよくなり、プラスチックや金属など、水をはじくような固い材料も型押しに利用できるようになりました。ですから、身の回りにあるものは何でも型押し遊びの材料になります。最初に写した形や色から児童たちは次々に発想し、どんどん発想をふくらませていきます。その過程をカメラは追い求めました。
紙版画では、切り取り紙版画と台紙つき紙版画の両方を扱っています。版づくりから刷りまでの過程で、指導のポイントになるところを丁寧に収録しました。
スチレン版画は、版づくりの容易さや変化に富んだ刷りが可能なので、扱う学校が急激に増えました。このビデオでは、表現のポイントになるところを押さえて収録しています。
形状 | VHS |
収録時間 | 約20分 |
付属品 | 手引書付 |
価格 | 表示できません。 |
ISBN | 表示できません。 |
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