東日本大震災以降、多くに人々が省エネ行動の必要性を痛感したのではないでしょうか。学習指導要領には、エネルギー・環境問題の重要性を認識して主体的に行動する実践的な態度や資質・能力の育成の必要性が明記されています。しかしながら、指導に戸惑っている先生方も多いのではないでしょうか。
米国ではNEED(National Energy Education Development)というエネルギーに関する体系的なプログラムがありますが、本書はそれにアイディアを得て、省エネ行動についてより学校現場で指導しやすいものを!ということで作成されました。
本書は主に小学生を対象としておりますが、中学生・高校生でも十分活用できる内容となっております。テーマごとに、①授業の展開事例、②指導に必要な解説やデータ集、③コピーしてそのまま使用できるワークシートで構成されています。基本的に「家庭」の学習指導要領に対応した内容となっていますが、「社会」「理科」「総合的な学習の時間」などの授業においても有効に活用していただけるよう、それぞれの学習指導要領の対応する部分も示しています。授業の進め方に合わせ、さまざまな教科でご活用いただければ幸いです。
今求められている「アクティブ・ラーニング」と同時に、教育界に大きな影響力を持つOECDのPISAリテラシーといった動向を踏まえて、国立教育政策研究所が提唱した「21世紀型能力」との関係もわかるように工夫しました。また、「授業のヒント」では、学習活動をさらに深め、広げるアイディアを紹介しています。
本書がきっかけとなり、省エネ学習が今後広まっていくことを願っています。
編集委員長 松葉口玲子
① 展開事例 ワークシートを用いて授業を行うための展開事例を掲載しています。 |
② ポイント 今重要視されている21世紀型能力やアクティブ・ラーニングのポイントを紹介しています。 |
③ 授業のヒント 授業内容を深め、広げるためのアイディアを紹介しています。 |
④ 教師用資料 授業を行うのに必要な、教師用の解説や、データ集です。 |
⑤ コラム 最新のトピックスがコラムとして掲載されています。 |
⑥ 児童用ワーク このままコピーして(白黒も可)お使いいただけるワークシートです。 |
⑦チェック欄 全ワークシートにチェック欄を設けました。児童自身による自己評価や、先生のチェックなど、さまざまにご活用ください。 |
はじめに・本テキストの活用方法
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省エネ成績表 |
監修 | 松葉口玲子、岩瀬正幸、三神彩子 |
判型 | A4 |
ページ数 | 80 |
価格 | 表示できません。 |
ISBN | 表示できません。 |
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