総合的な学習の時間を有意義に使うための理論・実践書。優れた実践を行っている学校の実践事例や授業に使える資料を豊富に収録しています。
総合的な学習の時間は、全国一律の基準によらず、各学校が創意工夫しながら独自の基準により特色あるカリキュラムを編成し実施します。学習指導要領で示されているのは、「ねらい」といくつかの課題例や配慮事項、授業時数及び名称についてのみです。これを基に、各学校が知恵を絞り、独自のカリキュラムを編成・実施・評価していくこととなります。 独自のカリキュラムを生み出す企画立案には、参考事例が必要です。しかし、総合的な学習の時間のカリキュラムの編成作業は、各学校の伝統や歴史、地域性、保護者の要望、児童生徒の実態などの諸要因が複雑に絡むと共に、それぞれが大きな影響を受けます。だから他校の全体像の実践例を見本にすることは不可能です。つまり、入れる器にピッタリ入る見本型がないのです。 |
「第1部 理論編」では、計画段階や実践で生じてくる疑問や悩みに応えられるようなQ&A方式にしてあります。第Ⅰ章では、主として自校の方針決定段階やカリキュラム編成立案段階で、第Ⅱ章では、指導計画や指導計画作成段階で、第Ⅲ章では、授業計画立案段階や実践段階で生じてくる問題を解決するヒントとなる理論的な背景を示すように編集しています。 |
本書の「第2部 実践編」では、実践校の事例の全体像を掲載するのではなく、実践要素の「パーツ(単位)」で構成して載せるよう工夫しています。 |
|
総合的な学習の時間には、いわゆる教科書がありません。学校独自の教材であるテキストが必要となりますが、テキスト作成には、教職員全員の衆知を集める膨大な労力が必要です。本書の資料編では、知恵を生み出すヒントとなる資料やテキスト作成に必要なデータを、実践校からご協力いただき、できる限り掲載しています。また、付属のCD-ROMには、インターネットを使って調べ学習をする際に有用なリンクサイトを収集しています。 |






