
本書は長年の教科書編集から生まれてきた題材を整理し、みなさんに「つくること」を楽しんでいただこうと、いろいろなしくみを取り混ぜてラインナップさせたものです。誰にでも作れるようにわかりやすい解説と型紙で構成した「動く工作」にチャレンジしましょう!
|
たった1枚の紙を折り返しただけで、紙はバネになり、動かすとなにかしらの表情を生み出します。針金の1本が、ストローを通って曲げられると、クネクネと生き物のように踊りだします。 普段何気なく使っている身の回りの物も、ちょっと手を加えることで大変面白い性質があることをしえてくれます。特に、物が動くということは大変遊び心を刺激するものですから、動く工作はいつの時代にも、また、世界中で愛されている教材です。 本書では、長年の教科書編集から生まれてきた題材を整理し、みなさんにたくさん「つくること」を楽しんでいただこうと、いろいろなしくみを取りまぜてラインナップさせてみました。 「動く」といっても進む、回る、往復する、変わるなど、いろいろな動き方があります。また、動きを生み出すエネルギーには、手の力、ゴムの力、重力などいろいろなものがあります。さらに、動く場所が空中であるとか、机の上であるとか、箱の中や手のひらの上でとか、あらゆるところが考えられます。材料を変えたり、動かしたいものを変えると、その組み合わせは無限に近いものになります。 そして、一つの簡単な仕組みからでも、数多くの個性的な作品が生まれるように、いろいろな作り方や作品例を示しました。 例えば、「忍者ロープ」といって、2本の糸を交互に引っ張ると、取り付けた忍者がスルスルと登っていく作品があります。それだけでも楽しめますが、登るばかりでなく、水平に移動したり、動くものの数を増やしたり、それらが同じ方向に進んだり、向き合って進んでぶつかり合ったり、といったことができるようにしてみました。 授業時間だけでは物足りないと感じているあなた、イメージが先行して手が動いていかない君、竹ひご飛行機で失敗してから工作が苦手となったお父さん、何か個性的な手づくりをと思っているお母さん、どうぞ好きなものから取り掛かってみてください。 |





