
生活から出る生ゴミを燃料と肥料に分解し再利用するバイオガス技術を紹介した教育ソフトです。このようにちょっとした工夫や技術を駆使することでゴミを減らす努力をすることは、環境保全に役立つことを知ります。
|
|
東京23区のごみの量は、1989年をピークに少なくなっています。これはみんなが協力してごみを分けてだすことが広まり、今までごみだったペットボトル、紙、びん、アルミ缶などがリサイクルできるようになったからです。可燃ごみに占める生ごみの割合は3割になります。生ごみはリサイクルできるのでしょうか? |
![]() |
生ごみのリサイクル 家庭から出された固体の生ごみは、バイオガスプラントに入れると液状の肥料(液肥)になります。もちろん、バイオガスプラントに入れたらすぐに液体になるわけではありません。バイオガスプラントに入っている微生物が生ごみを分解して徐々に液状になっていくのです。 |
![]() |
バイオガスプラントのしくみ まず、原料となる生ごみを細かく砕いて、水と一緒にして入れます。入れた原料は水が含まれているために空気のない状態で発酵させることができます。ここで発生したガスは、燃料として利用できるバイオガスになります。バイオガスは微生物が生ごみを分解したときにでるガスです。つまり、人間が作ったというよりは、自然の浄化作用を利用した技術なのです。残った生ごみは液肥として農業に利用されます。 |
![]() |
液肥は、生ごみや野菜のいろいろな栄養素が溶け込んでいて、農作物にとって大変に栄養のある液体です。そして、空気に触れないで発酵した液なので、空気が好きな病原菌やうじ虫がいない安全な肥料なのです。 |
![]() |
「生ごみを畑にまいて、それが再び野菜となって帰ってくるのは楽しい」と、農家の人はいいます。その生ごみを分別してバイオガスプラントに提供してくれている家庭に、生ごみからできた野菜を配る、野菜交換会も開かれています。まさに、野菜から生ごみになり再び野菜となって循環している様が感じ取れる瞬間です。 |
![]() |
バイオガス発生のしくみを利用した施設 生ごみからガスを取り出す工場は都市部でも試験的に作られています。バイオリアクターという装置で取り出されたバイオガスは、燃料電池装置により電力に変換され、施設の電力として利用されています。そのほかにも、自動車の燃料としても利用されます。このように、生ごみもちょっとした工夫とみんなの協力によって貴重な燃料として再利用できるのです。 |
本ビデオは、バイオガス技術を駆使して、家庭から出る生ゴミを極力ゴミとしないで有効利用しようという考え方を紹介しています。バイオガス技術がどのようなものであるかを理解したら、どんなところで利用されているのか、使うことでどんな社会になるのか、自分でやるにはどうすればよいのかといったことを考えてみるとよいでしょう。 |


皆さんの家では生ゴミはどうしていますか。きっと紙やビニールと一緒にゴミ袋に入れて、燃えるゴミとしてゴミ置き場に出しているのではないかと思います。混ぜ合わさったゴミは「可燃ごみ」=燃えるゴミとして焼却場で燃やされています。生ゴミのおよそ80%は水、残りは有機物です。水分が多いのでこれを直接燃やすのは容易ではありません。東京都の場合、2001年に燃やした生ゴミはおよそ62万トンですから、そのうちの80%、50万トンの水を蒸気にするのに大変な量の燃料(石油)を使ったわけです。




