
一般的に強く意識される環境問題として“地球温暖化”があります。京都議定書をきっかけに世界的に二酸化炭素の削減に関する取り組みが始まりました。このビデオでは、公平な立場に立って温暖化に関する事実を述べ、生徒自らが何をすべきかを考えさせます。
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今、地球は年々暑くなり続けています。その原因は一体何なのでしょうか。地球は大気中にある二酸化炭素などの気体が温室効果ガスとなり、宇宙に放出される熱の一部を吸収することによって生き物の住みよい温度に保たれてきました。ところが今、温室効果ガスが増え、地球が急速に温められています。その原因は人間の活動にあります。 |
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温室効果ガスのうち、地球温暖化の最大の原因となっている二酸化炭素は、産業革命以降、人間が石炭や石油などの化石燃料を大量に消費した結果、増え続けてきました。今のままでは、西暦2100年に現在の排出量の3倍に達し、地球の平均気温も1度から3.5度上昇すると予想されています。これは過去1万年の地球の温度変化に比べ、異常な早さです。 |
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北極圏のある一つの氷河では、過去100年に気温が3度上昇した結果、東京ドーム3000個分の氷が溶け出したといわれています。この先温暖化が進むと、氷はさらに溶け出すでしょう。氷河が溶け、また水温が上昇して海水の体積が膨張すると海面も上昇します。西暦2100年には最大で1m、海面が上昇すると考えられています。これは、南太平洋の島国大半が水没してしまうことを意味します。このように、温暖化は、生態系を破壊するなど、わたしたちの生活に大きな影響が出ます。 |
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1992年、国連では、温暖化を防止するための国際条約として、気候変動に関する国際連合枠組条約が採択されました。世界全体で協力して、温室効果ガスの排出を減らす取り組みがなされています。 |
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現在、わたしたちの生活は、石油・石炭・原子力などのエネルギー源によって支えられています。その最大のエネルギーは、石油などの化石燃料を燃やすことによってまかなわれています。温室効果ガスを減らすには、化石燃料に頼るエネルギー消費を減らすことが大切です。日本は、これまで省エネルギー化した製品の開発をすすめてきました。この技術を一層実用化すると共に開発途上国にもこの技術を援助することが期待されています。 |
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日本で、一年間に排出される二酸化炭素のうち、家庭に係わるものは、ごみや消費活動を含めると全体のおよそ半分にものぼります。 |
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1日に冷蔵庫の開閉を半分にするだけで1年間に二酸化炭素9100リットル、200リットルのドラム缶45.5本分の二酸化炭素が減らせます。1週間のごみの量を5キロ減らすと1年間で11万5600リットル、200リットルのドラム缶578本分の二酸化炭素が減らせます。リサイクルも二酸化炭素の排出を抑えることになります。このほか、ガス暖房機の設定温度を下げたり、テレビの視聴時間を減らしたり、アイドリングストップの実行、電化製品の主電源を切りコンセントを抜くなどの細かな注意が二酸化炭素排出を減らします。 |
このビデオは、中学生の女子を主人公にその家族との会話の中で地球温暖化とわたしたちの生活との係わりを分かりやすく説明しています。一般的にクリーンエネルギーと思われている電気の使用と温暖化との関係や一件全く関係ないように思われる水道水の利用と温暖化など、中学生のごく身近でありながら単なる“省エネ”としてだけでなく、それを地球環境保護と結び付けて考えさせるように組み立ててあります。また、日本の主なエネルギー源である火力発電の問題点を考えさせることや産業界の技術革新が地球温暖化防止を始めとしていろいろな環境問題に対して大きく貢献していること、中学生が将来それを担いさらに発展させるという重要な任務を持っていることを自覚させるきっかけとしても使えます。 |


現代生活の快適な生活と将来の安全性を守るために環境問題への取り組みの重要性は、誰もが認識しています。しかし、それがどのようなメカニズムで怒り問題となっているかをはっきりと認識している人は意外と多くありません。そのためにマスコミに登場する感情的な意見だけがクローズアップされ、多面的な情報が精選されておらず新しい分野で起こりがちな問題と同様に断片的な情報が教育の現場に持ち込まれることになります。そこで、公平な立場で事実としての環境問題を考えるきっかけとして、現在の中学生に最も関心のある地球温暖化を取り上げてみました。




