
「人間の身体の70%は水である」・・・わたしたちの生活に“水”はなくてはならない資源の一つです。しかし、普段意識せずに無駄遣いしていることにはあまり気づいていません。本ビデオでは、資源としての水を大切に有効に使い環境保全の心を育みます。
ところで、生徒は目の前のことを受け容れることで精一杯の感があり、日々の生活にあっては、水のありがたさや影響力について余り頓着せずに過ごしてしまうことが多いでしょう。そこで、本作品では、環境問題の中の水の問題、その中での家庭の役割について考えさせ、環境改善のために実践しようとする具体例を示すことに努めました。水がどのようにして太古の昔から地球上に存在し、自然や人々に影響を与えてきたかを考えさせることを皮切りとして、身近な家庭生活を振り返らせたい。家庭生活が身近な地域環境のみならず、広く地球全体とのかかわりの中で存在していることに気づくきっかけになることを願っています。 |
水の惑星、地球。命の源、水。地球上の多種多様な数多くの命もこの豊かな水なくしては生まれることはありませんでした。わたしたちは水なしには一日として生活することはできません。その水についての知識、問題、節約法を考えます。 |
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地球上にある水の量 地球には昔から増えもせず減りもせず、約14億キロ立方メートルの水があります。その殆どは海水で、わたしたちの生活に使える水はほんの僅か0.04%にすぎません。 |
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水質汚染と水の循環 自然界には、それ自身で汚れを綺麗にする力、自然浄化作用(自浄作用)があります。水ならば、多少汚れた水の場合、地中に染み込む過程でろ過されたり川の中の微生物によって分解されたりすることで綺麗になります。しかし、わたしたちの生活に使われた水は有害物質を多く含む水となり、自浄作用を上回る汚れを持ってしまうと、水質汚染という形で自然界に悪影響を与えるようになります。 |
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生活に使う水 わたしたちの生活で使う水には水道水があります。この水道水の水源は川や湖なのです。水源となる上流の川や湖が汚れると水道水はカビ臭くなったり、浄水場の塩素と反応し発がん性物質であるトリハロメタンが生成されたりします。 |
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川や海の汚れの原因 以前は工場からの排水が汚染の原因としてあげられていましたが法律で厳しく規制され、工場排水は汚染の原因とならないように浄化されるようになりました。今日の川や海の汚れの原因の7割が家庭からの排水です。 |
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家庭の排水 家庭の排水は、公共下水道のあるところでは、一度排水処理場で処理され、魚がすめるほどに綺麗な水になってから放流されます。しかし、日本での公共下水道の普及率はまだ完全ではなく、先進国の中では低い方です。公共下水道のないところでは、トイレの排水は浄化槽や汲み取りで処理されますが、そのほかの家庭排水は側溝や排水路からそのまま川に流されます。わたしたちが普段使っている水がいつのまにか自然を汚しているのです。 |
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水質汚染の数値化 水の汚れの程度を示す基準には、BOD(生物化学的酸素要求)があります。これは、水中の微生物が汚れを分解するときに必要とする酸素量で、汚れが大きいほど酸素を必要とします。汚れを示す数値はppmで示されます。この値が大きいほど汚れているということになります。BODが何ppmで魚が住めなくなるのかといったことも明示します。 |
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わたしたちが普段家で使っている水の様子 わたしたちの食べたものがどれくらい水を汚しているかを調べます。例えば、200ccの味噌汁をそのまま流すと、魚が住めるようにするには、5250倍の水(浴槽3.5杯)で薄める必要があります。このほか、わかりやすいようにラーメン汁の場合、おでんの汁の場合、使用済みてんぷら油の場合など、身近な食事で汚れを示します。 |
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家庭で防げる水質汚染 水質汚染を家庭で防ぐ工夫を考えます。固形のごみを排水に流さないように、三角コーナーを使うことや、排水溝のストレーナに水切り袋をつけたり、食器の汚れは軽く拭いて落としてから洗うといったことから、スポンジにつける食器洗い用の洗剤は必要な分だけ使い、つけすぎないようにすることなど、様々な工夫を示しました。 |
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節水の工夫 水を汚さないとともに、水を使いすぎない(=節水)ことも考えます。水を使わないときは蛇口を閉めておく、浴槽の残り水は洗濯・掃除・庭の水まきに使う、洗濯のすすぎはためすすぎで行う、トイレの貯水タンクの水かさを増す方法、掃除で大量の水や洗剤を使わないようにする方法などを示します。 |
水の問題は、様々な角度から扱うことができる題材です。例えば「環境」や「健康」の視点に立って、行政・企業・家庭が一体となって取り組むべき課題を持っています。しかし、本作品では、生徒の立場で水について真剣に考えることを願っています。時代を超えて存在している「水」は、今この時にも地球全体と係わっています。そして、自分たちが水に対してできることは、日々の生活の中の実践の積み重ねです。こうしたことに生徒自らが気づき、意欲的に行動する態度を育むことがねらいです。 本ビデオは、美しい映像によって、学年や領域を超えて、授業の導入やまとめで活用することができます。例えば、中学校技術・家庭科、家庭生活領域では、「家庭生活と地域社会」においては、地域環境を考える際の導入として、家庭の生活排水について考えさせるなどがあります。「これからの食生活」において、水の循環を考えたり、生活排水が一番水を汚していることに気づかせることなどがあります。 |


わたしたちにとって水はなくてはならないものです。災害などにあったとき、一滴の水が尊い命をつないでくれます。せせらぎの音が、わたしたちの気持ちを休め、癒してくれることもあります。また、水の質によって、染料の染まり具合が異なり着物のできばえに影響を与えたり、食べものや飲み物の味に影響を与えたりしています。そして何より人間の身体の約70%がこの水分で構成されています。しかし、わが国では「湯水のように使う」「水に流す」といわれるように、無尽蔵にあって当たり前と考えられてもいます。また、大雨が水路を広げ、大水となって自然を墓石、民家を飲み込むこともあります。







