
人間がどのように食べてきたかを、各国のイモの食文化の同異を比較して、食べるとはどういうことなのか、普段、わたしたちが何気なく食べている様々な食物のありがたさを実感し、食生活を見直すきっかけとしてご利用できる教育用ビデオです。
現在の日本には様々な食品があふれています。そして手軽に安価にそれらの食品を入手し、食べ、ときには惜しげもなく捨てています。このような現状の中で基本的な食品としてジャガイモと肉を例に、わたしたちが見失いがちな食べ物の大切さや毎日の暮らしとの結びつき、大地の恵みである食べ物の収穫への感謝、保存のための知恵や工夫、人間と食べ物のかかわりなどについて改めて見つめなおしてみましょう。また、気候風土によって入手できる食べ物のが限定され、それを最大限活用する中で地域特有の食文化が形成されてきたことにも気づかせます。 |
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ジャガイモの原産地といわれるペルーのアンデス地方。標高4200メートルにあるマルカパタ村のジャガイモ畑での収穫の様子。収穫前の大地の神への感謝の儀式。連作を避けるための知恵。チューニョと呼ばれるアンデス独特の保存食の作り方。それらのジャガイモを主食として利用した調理と食事風景。毎日変わることのない食事内容と来客や特別な日の食事。 |
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ジャガイモが新大陸農耕文化を代表するものとすると、同じイモでも根菜農耕文化の作物の一つとしてヤムイモとタロイモがあります。パプアニューギニアのハニャック村。ここでの主食はヤムイモ(日本の山芋と同じ仲間)。簡単な料理法。網一つのタロイモ(日本の里芋と同じ仲間)は柔らかいので主に子どもたちの主食になっています。ヤムイモの栽培は男の仕事で、大きく立派なイモを育てるのは男の誇りとなっています。世話になった人への感謝の儀式と祭り。祭りのご馳走はヤムイモを使った伝統的な石蒸し料理。作る数も村人の数だけ。年に2~3回しかない祭りのご馳走です。 |
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農耕によって食糧を確保するとともに、狩猟から始まりやがて家畜を飼い安定した食生活を遅れるように工夫したヨーロッパの国々。その一つドイツでは中世から豚を家畜として育ててきました。郊外の農家での保存食として自家製ソーセージづくりの様子が紹介されています。豚の解体。肉や脂はもちろん、大腸や膀胱、心臓などの臓器、皮、血液まで、目玉とひづめ以外のすべてを使い尽くしてソーセージづくりが行われます。厳しい冬を前にしたドイツの農民の伝統が受け継がれています。近所の人たちを呼んで、できたてのソーセージを振る舞い、一緒ににぎやかに食べるのも昔からの習慣です。 |
このビデオでは、安定して食料を確保するために人間が長い年月をかけて工夫してきたこと、また、他の動物・植物という生き物を殺してその命をいただいて生きていることを生徒に実感させ、食べることの重さを改めて考えさせることができます。視聴にあたっては、視聴カード(本ビデオの解説書に記載)を利用したり、視聴後には、各国・各民族の食生活や食文化が自然環境や社会(経済や宗教など)と深く関わっていることについて研究・調査させるなど、発展課題を設定する契機として活用してください。 |
発行:NHKエンタープライズ©NHKENTERPRISES





