
わたしたちの生活は便利になっている同時に様々な問題が起こっています。その一つである環境ホルモン汚染をテーマに取り上げ、いたずらに恐怖心や不安感をあおるのではなく、研究や検証により環境ホルモン汚染を理解し対処法を学びます。
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日本人の体内のダイオキシン量は、年々増えています。その間、ごみの焼却量も比例して増え続けています。ごみ焼却場と母乳のダイオキシン濃度の関係を調べるために、出産後5日目の母乳のダイオキシン濃度を調べました。ごみ焼却場は政府の定めた基準の範囲内で問題になったことはありませんが、結果として平均よりも高い数値が出てしまいます。一方で別の母乳調査を受けた人では、もっと近くに焼却場があるのに平均値よりも低い数値でした。 |
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ダイオキシンはどのようにして体内に入ってくるのでしょうか。ダイオキシンは、大気から侵入することは少なく、魚や肉、野菜などの食物を通して体内に入ってきます。焼却されたダイオキシンは、雨などによって川や海に流れ込みます。海水からプランクトンに取り込まれ、それが魚に取り込まれていく過程で濃縮され、人間の身体に取り込まれてしまうのです。母乳から体内に取り込んだ乳児の身体にどのような影響があるのかを見ていきます。 |
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多摩川で鯉を採取してその精巣を調べて、環境ホルモンがどのような影響を与えているかを見てみます。その結果、オスの精巣の中に卵が見つかります。これは、河川に住む魚に生殖異変が起こっていることを示しているのです。調査チームはさらに河川の水を採取してどのような化学物質が含まれているのかを調査します。 |
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環境ホルモンが体内でどのような影響を与えるかを調べます。ビスフェノールAを体重30グラムあたり3ミリグラムの濃度で9日間投与しました。生まれてきたネズミの胎児のオスの精巣の中にある生殖細胞の数を調べることで、環境ホルモンが母親から子どもに伝わる過程で精巣に大きなダメージを与えている様子がわかります。 |
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身の回りにある環境ホルモン、例えば、乳児の身体に影響を与えかねないダイオキシンにどのように対処していけばよいのか、ここでは埼玉県における様々な取り組みを紹介しています。清掃工場ではダイオキシンの濃度を測定し、(1)再燃焼装置の設置、(2)プラスチックの分別、などを行い、ダイオキシンの発生量を減らす努力をしています。身の回りにある様々なものには環境ホルモンを発生させる物質が含まれています。それを意識して生活を送ることを提案しています。 |
ビデオ内容は次の通りです。(1)蓄積されるダイオキシン(食物連鎖と生物濃縮)、(2)環境ホルモン作用のしくみ(環境ホルモンと本物のホルモンの働きの違い)、(3)環境汚染の実態(鯉の精巣異常、多摩川の水に含まれる数多くの化学物質)、(4)身の回りにある環境ホルモンと生殖への影響(ビスフェノールAの使徒とねずみの胎児への影響)、(5)急がれる対策(ダイオキシン発生量の現象対策、農薬や殺虫剤、洗剤など化学物質を利用した快適で便利な生活の見直しと社会への働きかけの必要性) |
発行:NHKエンタープライズ©NHKENTERPRISES


私たちの身の回りには多くの化学物質があふれています。化学物質の毒性については慢性や急性毒性、発がん性などが話題となっていますが、近年、新たな毒性として、体内でホルモンのようにはたらいて起こす生殖機能障害などが指摘されています。



