
どうすれば快適な住まい方ができるのか、どうしてこのような住まい方になっているのか、というような日常的に“使える”情報を科学的に解明。ともすると敬遠されがちな住生活の学習を楽しみながら習得できます。
住生活を科学的に考えることで、興味・関心をひきつけます。
住まいは、安らぎの空間、考える空間、明日へのエネルギーを創造する空間としてあります。そのはたらきを高めつつ、健康で文化的な住生活を送るためには、自分たちの住まいを快適な住空間として維持管理し、現代の住まいにふさわしい新たな住文化を創造できる力を培うことが求められます。わたしたちの住まいは、安全で衛生的で能率よい空間として、生理的にも心理的にも満足度を高められるよう適切に整えられなければならない。
思春期の中学生にとって、住まい方が家族の係わり方や個々の心の成長に大きく影響することは否めません。それだけ住生活の学習が重要な位置を占めるにもかかわらず、家庭科に対する人々のイメージは被服生活や調理実習の延長にある衣食にとどまり、住の学習は比較的記憶に残らないようです。一方で家庭科の教師は「住生活は教えにくい」といいます。生徒の興味・関心の低い学習内容だからです。そこで、このビデオ教材を活用することにより、意欲を高めると共に、住まう行為を科学することを通して確かめる機会となれば、学習内容がより定着するものと考えます。
|
カーテンや窓を正しく扱って効率的な生活を送れるようになりましょう

|
カーテンの工夫
冬場、ストーブをつけているのに何だか寒いということはありませんか?そういうときはカーテンをチェックしましょう。カーテンがきちんとしまっていなかったり、丈が短かったりすることが原因のことがあります。ここでは、カーテンの丈の長さの違いによる温度変化や日射を実験でみてみます。そして、効率的に熱を取り入れたり逃がさないようにするにはどうすればよいかを示しました。 |
 |
窓と通気
窓をどのように開けると、風が室内を通り抜けて空気が入れ替わるのかを実験で示します。窓を1つしか開けなければ空気は中々抜けません。窓を2箇所あけると通気がよくなり、空気は入れ替わりやすくなります。これは、換気扇を回すときにも同じことが言えます。実験を通じてその様子を理解しましょう。 |
 |
住居と音
みなさんは、普段の生活で音楽を聴いたり、大きな足音を立てたりしていませんか?周りのことを考えずに音を立てると、隣の部屋や近所に迷惑をかける原因になってしまいます。ここでは、住居における音の伝わり方を実験を通して調べます。また、床や壁の素材によっても音の伝わり方は変わります。 |
本ビデオを使用した学習のために
このビデオは、主人公(中学生)の興味・関心や疑問を中心にストーリーが構成されており、生徒が自分の生活と結びつけながら「住生活」について無理なく理解できるようになっています。また、適度なユーモアを交えながらの展開は、生徒の関心をそらしません。
「動物の家も外敵から身を守るとか、子育てのこととか、いろいろなことを考えられて作られています。人間の場合もすみやすい住環境とは―。」といったオープニングは、「わたしたちが考えるすみやすい住環境とはどういったものか」と、課題提示する場面に活用してください。
主要な部分である第2章 住まいのくふうでは、「カーテンのくふう」「窓と通気、換気」「住居と音」の3部からなっており、室内の温度調節、通気、換気、騒音防止について、実験を通した科学的な裏づけから具体的な方法が理解できます。
生徒が自分の住生活を振り返り、自分なりの解決策を探り当てるために必要な情報源の一つとして、また、ちょっとしたくふうが住生活の改善に結びつくことを理解することにより、生活改善のたのしさを知り、日常生活での実践化が促進されるよう、このビデオをくふうして御活用ください。
|