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木材の性質と加工

木材の性質と加工

木材の材質の解説、工具・器具の使い方、基本的な工作法を解説した、木材加工の必要な知識を網羅した教育書です。

はじめにより

学校教育現場の技術科教師及び将来技術科の教師を目指す大学院生や学部学生にとっては、どうしても木材科学や木材加工技術の専門書に頼った学習をせざるを得ない。木材組織学、木材材料学、木材加工学、木工機械学など、それぞれ個々に勉強しなくてはならない。しかし、技術科教育木材加工の学習内容の中心は実践的で総合的な木材加工実習にあり、個々の専門分野を有機的に関連づけしながら学習しなければ、その学習効果は十分ではない。

木材の組織・構造や木材の性質さらには、基本工作法は木材加工実習の基礎的な知識や技術としてだけではなく、木材加工実習の場面で生じた疑問や問題を解決するための生きた知識や技術として、また、合理的な木材加工の活用法と新しい加工技術を考えるための生かされた知識や技術、さらには、日本の伝統的で高度な木工技術を論理的に理解できるためのものとしても活用されなけrば意義がない。

このような理論と実践を少しでも有機的に系統性をもつように配慮して企画、構成されたのが本書である。その表題も「木材の加工と性質」であり、木材加工の基礎(性質)と応用(加工)を系統的に配列したものである。また、木材加工教育の歴史と意義についても述べることにより、より一層技術科教育書としてふさわしいものに近づけた。

各章は木材加工の各分野の経験豊かで研究心の旺盛な執筆者が、お互いの各章間の関連性を考慮しながら、箇条書きの平易な文章で読みやすく、創意工夫された図、表、写真を数多く掲載し、さらに、難解な点は例題を示すことにより、読者諸氏の理解を助け、興味関心が持てるような配慮が随所にしてある。

木材の性質、特徴、基本がわかります。

木材の肉眼的構造 p.21 木材の肉眼的構造 p.22

第1章から第2章までは、木材の基本的な情報を盛り込んでいます。木材の組織構造を科学的に分析し、用語の解説や特徴などを理解できます。断面図の拡大画像なども掲載しており、理解を助けます。また、木材の物理的性質として、含有水分や収縮・膨潤などの自然な状態における性質や、機械的性質として、機械を使った変化や試験結果を詳しく説明しています。

木工具・機械のしくみ・使い方がわかります。

平かんな p.104 平かんな p.105

木工を行うための基本的な工具、機械を解説しています。各工具・機械ごとに、その種類、規格、構造と機能を詳細に説明します。また、基本的な取り扱いの解説もしており、器具の使い方・教え方がわかるようになっています。

木材の塗装方法がわかります。

材料取り p.190 材料取り p.191

木材の加工の方法、塗装方法も詳細に解説しています。第6章では、製作に必要な部品をつくるために、けがき、のこぎりびき、かんな削りなど、道具の使い方や加工のコツなどを解説します。第7章では塗料の種類、塗装の道具、塗装の工程を解説します。

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