ホーム販売未来に向かう家庭科 リスクに向き合う授業の創造

未来に向かう家庭科 リスクに向き合う授業の創造

未来に向かう家庭科 リスクに向き合う授業の創造

特徴

本書の構成

 本書は、日常生活の中にあるリスクについて論じるものであり、以下のように3部で構成している。

 まず、第1部では、「くらしの中にあるリスクと対策を学ぶ」と題して、日常生活の中にあるリスク要因を取り上げ、それらがリスクとなる拝啓やなぜリスクとなるのかなどの基礎知識を論じる。また、生活の中でどのように対処できるのかについても紹介する。例えば、衣服が皮膚を刺激することによるリスクや高温に加熱されて起きるリスク、圧迫によるリスクや衣服のデザインや色彩などに関わるリスクについて論じている。また、食生活面では、身体に影響を及ぼす栄養面でのリスクや食中毒や誤飲などの安全面でのリスク、環境汚染や飢餓など環境面でのリスクを取り上げている。生活の中にあるリスクをすべて排除して暮らすことは現実には難しいことである。本書の中にある考え方やリスク軽減のヒントを参考に、それぞれの読者の皆さんのライフスタイルに合った工夫や対処をお考えいただけると幸いである。

 また、リスクの背景や理論的な説明だけでなく、住生活については、小・中学校で行われている住生活の学習の例を紹介している。この部分では、「家庭科」を中心としながらも、総合的な学習の時間や行事、学級活動などとの関連についても触れている。新学習指導要領で示されている教科「家庭科」の見方・考え方の一つである健康・快適・安全を、学校教育の中でどのように進めていけばよいか、具体的に考える参考となる。

 続く第2部は、「日常と非日常をつなぐ」と題して、2つの立場から防災教育について論じる。一つは、災害食の開発に携わる立場にある著者が、これまでにあった災害を踏まえ、災害に直面する食の現状と課題について論じる。また、災害に直面したとき、非日常としての生活がどのようなものであるか、被災者は被災する場所、避難中の食生活や救援物資などの実際の災害時に直面した課題について論じるとともに、これからの生活に向けて重視したい視点を示している。もう一つの立場は、教員養成に関わる立場から、学校における防災教育に注目し論じている。防災教育については、ここ最近の地震や津波などの大災害とその対応策の検討を受け、日頃の備えが不可欠であることや、そのときの判断がいかに重要であるかを学んできた。本書では、小学校および中学校で試行した防災教育の授業を事例として紹介する。日常生活の中で児童生徒の防災意識を高めるために学校教育として何ができるか、実際に授業を行う際は、どのような点に留意して進めればよいか考える資料となれば幸いである。

 そして第3部は、これからの社会で求められる教育のあり方について整理した。教育改革の大きな波の中で、平成28年12月に示された中央教育審議会答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」や平成29年3月に公示された学習指導要領、平成29年6月に示された同解説などをもとに、これからの家庭科教育の方向性を整理する。

仕様

編著 高木幸子
共著 中村和吉、山口智子、杉村桃子、別府茂 ほか
判型 B5
ページ数 128
価格
ISBN 表示できません

本商品の販売