
英文の構成をその重要度・出現度から100の項目に分類し、英文解釈を行うための基礎を身につけることができます。著者の滝口直太郎氏は、英米文学の研究家であると共に、翻訳家としても傑出しており、その英文解釈における独特のセンスを本書でも十二分に発揮しています。
この「英文解釈読本」は、最初に出版されたのが1954年であるので、それ以来実に半世紀にわたって広く愛読されてきたものです。著者の龍口直太郎氏は、英米文学の研究家として優れていただけではなく、その翻訳家としても傑出していました。 『英語の実力をつける近道が、英語特有の形式に習熟することであることはいうまでもない。文法的に見ると、英語の基本文型は五つしかないが、これが実際の英文として書かれている場合には、種々さまざまな結合によって、複雑な様相を呈してくるのである。しかしこのさまざまな英文の実相も、これを整理してみれば、わずか数百の形式に分類することができる。本書は英文解釈の立場から、重要な英文の形式を手びろく採取し、これを学習の便になるように整理し、記憶しやすいように配列したものである。』 この言葉は今も英文解釈を学習しようとする者にとっては、極めて妥当なものです。したがって本書がその後、2・3の改訂を行ったとはいえ、全体としていささか古さが目立ち始め、その全面的な改訂が求められたときにも、編者らは、この基本方針は遵守することとしました。そこで、見出しになっているモデル・センテンスなどはできるだけもとのままとしました。その反面、改変を加えた主な点は次のようなものです。
このように今回の改変に当たって、編者らの心掛けたことは、本書の基本方針は守りながら、それをいっそう簡明でわかりやすいものとし、併せてその内容に新鮮さを加えることでした。これらの意図が十分に達成されており、この改訂版が引き続き英語学習者のお役に立ち得れば幸いです。 |
各項目は1~2ページでまとめてあります。 まず例文を提示し、英文の構成やポイントを解説し、例文がその説明どおりの構成になっていることを確認しましょう。 とりあげている項目は一つなので、非常に簡潔です。一つ一つをマスターすることはそれほど時間がかからないでしょう。全項目を終わる頃には大抵の英文が読めるほどの読解力が身に備わっているはずです。 |


