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物語紹介
この話は「ほらふき男爵冒険談」という名で日本に広く知られているばかりでなく、世界的にもこの種の風刺小説の傑作として有名です。 作者はドイツ人、ルドルフ・ラスペという人ですが、その名は彼の死後「ほらふき男爵」が広く読まれるようになってから、世界に知れ渡るようになりました。 ロシアの陸軍に勤務したドイツ人将校に、マンチョーゼン(Munchhausen1720-1797)という人がいて、この人は自分の珍しい体験談を書きました。 ラスペは、その人の体験談や、またほかの珍しい体験談を集めて、これを誇張した奇想天外の「ほら話」を書き上げたのです。 英訳本が出たのは1785年です。 同じく「ほら話」でも、「ガリヴァー旅行記」などとは全く質の違った「ほら話」に英国人は、これを大いに歓迎しました。 しかし、今日では、18世紀とは社会情勢も変わりましたので、時代に合わない話は除いたり、また書き改めたりして、数種類の版が出ています。 この本では、アメリカに関する部分は、編集者自身が原作の精神を生かして現代向きに書き直しました。 |

