ブックタイトルH28教科書中学美術内容案内

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概要

H28教科書中学美術内容案内

17?内容の程度と配列の適切度?主な観点編集の特色該当ページ例学習の目標と内容のわかりやすさ美術科の学習で大切にしたい目標と内容が題材解説文に明示されており,題材ページの最後に設置された,生徒の自己評価のための「ふりかえり」とあわせて,「学習の目標」と内容及び「育てたい力」との関連が明確に示されている。生徒が目標にそった自分の学びを確認する際の視点が示されることで,生徒の自主的・自律的な学習を促す工夫がされている。全般題材の配列,系統性の観点第2学年及び第3学年が1冊にまとめられ,豊富な資料とともに効率よく学習が進められるように配慮されている。各巻では,学年の発達の段階に対応した系統性を,「絵や彫刻」「デザインや工芸」「鑑賞・資料」の視点でバランスよく構築されており,有効な積み重ねと転移が図れるようになっている。また,生徒の実態や地域,各学校の特性を生かした指導計画の編成がしやすいような題材が随時,設定されている。例えば,「わたしの『みち』」(2・3年p.12?17)は,東山魁夷の作品を導入に,生徒が遠近法を学習しながら作品の主題を見つけたり構図を考えたりして作品を制作する題材であるが,その後に続くページ「劇的な瞬間を描く」(2・3年p.18?19)では,遠近法の関連からレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を鑑賞できるように配列されている。さらに,レオナルド・ダ・ヴィンチとの関連で「ルネサンスの美術」(2・3年p.20・21),「原寸ギャラリー・モナ・リザ」(2・3年p.22?23)が設定され,そこで人間再発見の時代を学んだことを生かして,「自分と向き合う」(2・3年p.24?27)で自画像を表現するというように,表現と鑑賞,基礎と発展が相互に関連して緻密に配列され,無理なく学習が進められるように構成されている。左記ページをはじめ全般内容と分量の適切さ学習指導要領に示されている年間授業時数をふまえ,題材の軽重のバランスがよく整えられている。見開き2ページの題材だけではなく,発展的,系統的な題材を効果的に配列構成するとともに,題材間で関連する学習内容を明らかにした6?8ページで展開する大型の題材も設けられており,その中から年間授業時数に即して,地域や学校の実情に合わせて題材を選択し,柔軟な指導計画が立てられるように配慮されている。例えば,「デザインで伝える」(2・3年p.70?77)では,導入からデザインの方法を学ぶ共通部分を設けた後に,時数や生徒の関心などに応じて,ロゴタイプ,ポスター,絵本,アニメーションなどの表現方法から選べるように設定されている。左記ページをはじめ全般言語活動の充実への配慮コミュニケーションや言語活動を重視した題材が多く設定されている。特に,鑑賞作品には話し合いのきっかけになるような問いかけが設定され,言語活動を促す工夫がされている。例えば,「生活を豊かに」(1年p.32?37)や「動きのおもしろさを使って」(1年p.44?45),「光と明かり」(2・3年p.84?87)など,友達とかかわりながら制作する題材が多く設定されている。また,「私の歩み」(1年p.48?49)や「デザインする心」(2・3年p.64?69)では,プレゼンテーションや話し合いの活動が取り上げられているなど,言語活動の充実に配慮されている。左記ページをはじめ全般安全への配慮安全については,配慮すべき点を安全マークとともに,用具や材料を安全に使用することが具体的に例示されている。また,「道具箱」(1年p.52?54)では,用具や材料の基本的な扱い方が的確なイラストや写真で示され,安全な使い方が確実にできるように配慮されている。1年  p.44・45/52-542・3年  p.12-17小学校および高等学校との連携への配慮第1学年の題材では,「美術って,何だろう?」(1年p.2?4)や「集める・試す・組み立てる」(1年p.5?7)といった,小学校図画工作での学習との関連を重視した題材が設定されている。第2・3学年では,全体として,表現及び鑑賞について一層の広がりと深まりがもてるように題材が設定され,特に,「動きのおもしろさを使って」(1年p.44?45)や「デザインで伝える」(2・3年p.70?77),「絵巻物の世界」(2・3年p.38?43)では,高等学校で本格的に扱う映像表現の基礎的な内容を扱うなど,高等学校「美術」「工芸」への発展に配慮されている。また,各題材の末尾には,小学校図画工作と共通の「ふりかえり」の四つの観点が示され、小学校からの連携がスムーズにできるように配慮されている。左記ページをはじめ全般他教科との関連への配慮他教科との関連を一層進めることが示されていることをふまえて,「総合的な学習の時間」や他教科との関連を視野に,「絵巻物の世界」(2・3年p.38?43)や「祈りの造形」(2・3年p.62?63)などでは,我が国の伝統的な表現方法や伝統文化,国際理解の一端となる諸外国の美術作品などが紹介されている。左記ページをはじめ全般年間授業時数と年間指導計画の適切さ年間授業時数を考慮して,授業方法や時間数などが多様に扱えるような内容の示し方がされている。また,各題材では小見出しごとに題材の選択ができ,生徒の実態や地域・学校の特性を生かした指導計画の編成がしやすいように工夫されている。全般?学習指導の効果?主な観点編集の特色該当ページ例 自主的,自律的な態度と主体的な学習への配慮各巻の冒頭では,「美術を通して学ぶ大切なこと」が生徒へのメッセージとして設けられ,美術を学習する意味と必然性を明示するとともに,「美術はいつも生活や暮らしの中に」(2・3年p.10?11)では,美術で学習したことをそれぞれの職業に生かしている人たちを扱うことで社会で役立つ美術の力を知るなど,生徒の意欲が高まる配慮がされている。魅力的な生徒作品が大きく掲載されたり,題材に応じてレイアウトが工夫されていたりすることで,表現や鑑賞の活動の魅力を生徒に伝え,主体的な学習を促すように工夫されている。教科書全体を通して,豊富な資料が用意されており,さらに,相互に関連するページをマークで示すことで,興味に応じて生徒が自主的に学習を進められるように配慮されている。左記ページをはじめ全般発想・構想の能力を培う観点「空想からの表現」(2・3年p.28?31)や「形や色彩からのメッセージ」(2・3年p.34?37)をはじめ,表現題材全般を通して,発想・構想のヒントとなる考え方が具体的に示されている。また,題材に応じて適宜,生徒が考えを広げて,より創造的な表現活動ができるように,発展的な内容や関連する情報を示すコラムが設けられ,発想・構想の能力を高める工夫がされている。生徒作品は多様な作品が掲載され,それぞれの価値を尊重すると同時に,自らの創造性を培う意欲づけとなるように配慮されている。1年  p.10-15/18-21/22・23/24・25/28・29/30・31/32-37/38-432・3年  p.12-17/24-27/28-31/32・33/34-37/54-57/70-77/88・89